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デザイナー 声優 神姫解説 性格セリフ一覧 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報 覚えるパッシブスキル一覧 神姫固有武器補正 神姫考察攻撃力 防御力 機動力 運用・総評 神姫攻略法 お迎え方 アップデート履歴 コメント デザイナー 島田フミカネ(ストライクウィッチーズ、メカ娘等) 声優 阿澄佳奈(ひだまりスケッチ:ゆの、WORKING!:種島ぽぷら、這いよれ!ニャル子さん:ニャル子、ささみさん@がんばらない:月読鎖々美、他) 神姫解説 アーンヴァルを3rd規格の素体ベースで新造し、武装も新たにリニューアルした最新モデル。前モデルよりクロスレンジ戦闘能力が強化され幅広い戦術が可能となっている。AI設定は素直なものとなっており、初心者オーナーでも扱いやすい神姫と言える。 名称:天使型アーンヴァルMk.2(てんしがたあーんゔぁるまーくつー) メーカー 素体:FRONT LINE 武装:FRONT LINE 型番:FL016 (FLO16とする記述もある) フィギュア発売:2010年7月15日(バトルマスターズ同梱)/2011年9月22日(フルアームズパッケージ)(バトルマスターズMk.2同梱) 主な武装:M8ライトセイバー(未使用時は両肩に装着。バトコンでは双斬撃武器) M8ダブルライトセイバー(二つのM8ライトセイバーを合体させた状態。バトコンでは双頭刃斬撃武器) GEモデルLS7レーザーソード(腕に固定する大型ソードだが、大型過ぎて取り回しに難あり。バトコンでは防具用武器) GEモデルLS9レーザーソード(上記ソードの欠点を解消した、手持ち式の大型ソード。バトコンでは両手斬撃武器) リリアーヌ(ビット。こちらは攻撃対象に直接斬撃攻撃をする。バトコンでは未実装) ココレット(ビット。こちらは攻撃対象に射撃攻撃をする。バトコンでは未実装) アルヴォPDW11(ハンドガン。バトコンでは片手ライトガン) アルヴォPDW11エクステンド(アルヴォPDW11に銃剣アタッチメントを装着した状態。バトコンでは未実装) GEモデルLC5レーザーライフル(一部パーツを変えてGEモデルLC7レーザーキャノンにできる。バトコンでは未実装) GEモデルLC7レーザーキャノン(一部パーツを変えてGEモデルLC5レーザーライフルにできる。バトコンでは防具用武器) ラファール(パーツの組み替えで生成する支援機。名前はフランス語で「疾風」を意味しており、同名のフランスの戦闘機も存在している。バトコンではアクティブスキル使用時に拝見できる) ※なお、彼女の武装アルヴォPDW11(ハンドガン)は同じフロントライン製神姫、天使コマンド型ウェルクストラの所持武装とまったく同名である。バトマスではDLC武器「アルヴォPDW11+アルヴォGB1ガンマウントブレイド」として収録されている。バトルロンドでもそうだったのでこの一致はミスなのか意図的かは不明。 通称「白子」「白子Mk.2」「しろにー」「あんばる(初代機と同じだが、偶に使われる事がある)」。 FRONT LINE社のベストセラー機種アーンヴァル系列の最新モデル。 初期モデルのアーンヴァルは、改修、追加パーツによるアップデートが限界を迎えていたため、素体を3rd規格で新造し、武装の機能を統合パッケージ化したもの。 初期モデルが戦闘スタイルによって選択していた単能武装を、個々のパーツに複数の機能を持たせることにより、一体の神姫が無理なく使えるサイズにまで小型化している。 スペック的には、これまで苦手としていたクロスレンジ戦闘能力が特に強化されマルチロール化した反面、単純な直線加速力、最高速度などは初期モデルに劣る。 また、アーマーパーツは組み合わせて支援機「ラファール」として運用可能であり、幅広い戦術を選択することが可能となっている。 本モデルはリリース後も随時仕様のアップデートを行っており、2041年時点においてはロールアウト時と比較して多彩な武装が可能となっている。 新たな追加装備としてバリエーション機であるテンペスタ(FL016/T)で試験的に採用された大型ウイング、脚部バランサーなどのパーツを同機の実績により正式導入。更に既存火器の機関部を流用した大型ソード・GEモデルLS9レーザーソード、長距離用ランチャー・GEモデルLC7レーザーキャノンを採用し、クロスレンジからロングレンジまで広い範囲において攻撃力が上昇している。 基本AI設定は初期モデルを踏襲した素直なものとなっており、初心者オーナーでも扱いやすい神姫と言える。 上の解説にあるとおり、武装神姫第1弾として発売された天使型アーンヴァルの正統後継機なのだが、フィギュアは(ストラーフMk.2と共に)ノーマル版(上記のロールアウト時)はバトマス特別版、フルアームズパッケージ版(上記の2041年時点)はバトマスMk.2特別版のおまけ(というか、大きさからしてゲームの方がおまけ)という特殊な流通形態(どちらの特別版も、コナミスタイル限定販売)を取ったため、入手手段が限られてしまったという経緯を持つ。 (リペイント版であるテンペスタが一般流通するという、これまでの「ノーマル=一般流通 リペイント=限定流通」とは逆のパターンとなったのはこのためでもある) 2012年以降、正規ルートでは新品のアーンヴァルMk.2の入手は不可能と言っても良い(棚卸し等のイベントで一瞬、限定版が復活することはあるが、大体が訓練された武装紳士達に一瞬で瞬殺されるため、神姫初心者が入手できる可能性は限りなく低いと言わざるを得ない)。 なお、3rd素体で一新した素体、さらにおそらくは武装神姫史上最多数の武装パーツにより、プレイバリューは歴代神姫の中でも屈指であると言え「さすがはフロントライン社のフラッグシップモデル」と呼べる出来になっている。 それだけに重ね々々、限定流通なのが悔やまれるところである。 余談になるが、このフルアームズ版のテンペスタが、コナミ内製のフィギュアが一般販売された武装神姫の掉尾を飾っている(2012年3月15日)が、新作ではなくリデコリカラー品であるため、その一ヶ月前(同年2月23日)に発売されたフブキ/ミズキ弐型を「最後の武装神姫」として挙げる声もある。 ただし、武装なしの素体だけであれば、2016年にアニメ版Blu-ray BOXの購入者特典として復刻生産されたもの(アン名義)が少数存在するが、細部が当時品と若干異なっており、これはこれで物議を醸した。 ちなみに、テンペスタ(フルアームズパッケージ)カラーのM8ダブルライトセイバー[R]がレイドボスバトルのロケテ報酬として、GEモデルLS9レーザーソードがレイドボスバトル(第二回)の闇神姫打倒の報酬となっている。 メインビジュアルにいるだけあって、公式媒体に於いても各ゲーム版で皆勤賞。発売時期の問題でコミック媒体各作品には登場しない(初代アーンヴァルは登場)ものの、アニメでは主役級レギュラー「アン」としてお馴染みの神姫である。 そして、当然のように2024年のパチスロ版にもメインビジュアルから登板。あちらでは通常の姿と「リミッター解除」としてテンペスタの姿とを使い分ける。 似たような能力を持つ神姫としてはバトマスのDLCに収録されたアニメ「Moon Angel」に登場する本機、個体名「かぐや」が存在。ただし、あちらはあくまでも神姫に身をやつした別の存在で、変化後の姿も「アーンヴァルMk.2黒」という、テンペスタとは別のオリジナル神姫扱いである。 看板神姫 パーツを組み替えることで別形態になる、という仕様上今作では一番のパーツ量を誇る。 ……が、テンペスタ実装後は先にFAP装備をあちらへと実装される等、ちょっと不遇気味。 ここは、オリジナル機としての挽回(!?)に期待したいところ。 全パーツ全レアリティ揃えれば、初心者卒業だ! 性格 真面目な優等生といった感じの性格。 誰にでも丁寧に接するため人当たりは良く、そこらの人間よりもずっとコミュ力が高い。オーナーに献身的な姿勢もあって人気も高い。 ただ冗談が通じなかったり洞察力がなかったり本音が直ぐ出たりと所々オーナーのカバーが必要なのは覚えておこう。 セリフ一覧 + おはようございます!マスター♪ ログイン時 通常(朝) おはようございます。来てくれたんですね!嬉しいです! おはようございます。今日も頑張りましょう! 通常(昼) こんにちは!今日の調子はいかがですか? こんにちは。ランチは終わりましたか?お昼抜きだと力が出ませんからね。 通常(夕) こんにちは。おやつはいかがですか?では、頑張りましょう! おかえりなさい!バトルの準備をしましょう! 通常(夜) おかえりなさい!今日はどんな感じで行きましょうか! こんばんは。夜遅くまでお付き合いいただき、ありがとうございます。 通常(深夜) こんばんは!夜のバトルも一興ですね。楽しみましょう! こんな時間でも頑張るなんて流石です! 年始 あけましておめでとうございます!本年も頑張りますので、どうぞよろしくお願いしますね! バレンタイン 思いを伝えるために、チョコを用意しました。足りなければまだまだあるので、遠慮なく言ってくださいね♪ ホワイトデー えっ?これを私に…?嬉しいです!あっ、バレンタインのお返しなんですね!じゃあ来年もさらにお返ししますね! エイプリルフール ゴールデンウィーク 夏季 暑くなってきましたね。体調を崩さないよう体調管理はしっかりしましょう! 七夕 星がきれいですね。今日は愛し合う二人が出会えるロマンチックな日です! 水着 ただ今期間限定イベント開催中です。特別に水着を着ちゃうそうですよ?期待してくださいね♪ ハロウィン トリックオアトリート!あ、お菓子ないんですか。じゃあ、どんなイタズラがお好みですか? 冬季 寒くなってきましたね。メンテナンスされてますか?規則正しい生活が、健康の第一歩ですよ! クリスマス メリークリスマスです!この特別な日、もし良かったら、今日はずっと一緒にいたいです! 神姫の発売日 え?これを私にですか?ありがとうございます、マスター!私の誕生日覚えていてくれたんですね!とっても嬉しいです♪ オーナーの誕生日 誕生日おめでとうございます!一緒にお祝いできて私も幸せです♪ 神姫ハウス 命名時 呼び方変更 (呼び方)、どうでしょうか?この際、呼び方を変えてより適切な関係性を築くというのは? (→決定後) (呼び方)ですね。わかりました! LvUP後 MVP獲得 3連勝後 やりましたよ、(呼び方)!3連勝です!このまま勝ち続けられるように頑張りますね! 3連敗後 専用スキル解放時 親密度Lv5後 (呼び方)!今日もバトルお疲れ様でした!え、これから用事があるんですか?いってらっしゃーい! 親密度Lv10後 そういえば(呼び方)とお出かけってまだしたことないような…。今度、(プレイヤー名)を誘ってみようかな? 親密度Lv20後 (呼び方)!もしよければ今度私とお出かけしませんか?いいですか?やったー!ありがとうございます! 親密度Lv30後 (呼び方)とお出かけできるなんてうれしいな♪じゃあどこに行きましょう?行きたいところとかありますか? 親密度Lv40後 私が選んでいいんですか?じゃあ…。ゲームセンター?ショッピング…?映画…?どこがいいかな…? 親密度Lv50後 よし!決めました!(呼び方)!私、お洋服が見たいのでショッピングに行きましょう! 親密度Lv60後 せっかくのお出かけだから何を着ていこうかな?(呼び方)!この服はどうですか?かわいいですか? 親密度Lv70後 よし!この服に決めました!私に似合ってますか?褒めてもらえるとうれしいですね、えへへ。 親密度Lv80後 わー!(呼び方)もおしゃれしてとってもかっこいいです!じゃあ早速出かけましょう! 親密度Lv90後 どうですか、この服!とってもかわいいと思いませんか?え、プレゼントしてくれるんですか? ありがとうございますうれしいです! 親密度Lv100後 (呼び方)!この間のお出かけあれってデートですよね…?大好きな人とのデートとっても楽しかったな。また一緒にお出かけしましょうね♪ 親愛度Lv1~19限定 親愛度Lv20~39限定 親愛度Lv40~59限定 親愛度Lv60~79限定 親愛度Lv80以上 頭タッチ(親密度1~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 胸タッチ(親密度1~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 尻タッチ(親密度1~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 通常会話 私の好きなことですか?そうですね…。私は(呼び方)と一緒にバトルをしてる瞬間が一番大好きです! (呼び方)のメンテナンスのおかげか、ここのところすごく調子がいいんです。 クリスマス限定 メリークリスマスですね(呼び方)!パーティーの準備をしてますから今日は一緒にお祝いしましょうね♪ 年始限定 旧年中はお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。どうですか?年末にこっそり挨拶の練習をしてたんです♪ 武装カスタム 戦闘力Up時 戦闘力Down時 武器LvUP時 素体カスタム 親密度LvUp時 限界突破時 わあ…まだまだ強くなれますね! 出撃時 入れ替え バトル開始時 がんばりますので、見ていてくださいね! 自分の力を出し切ってがんばります! → 楽しいバトルにしましょうね! バトル中 撃破時 コンテナ入手時 被弾時 オーバーヒート時 スキル発動時 これでパワーアップです! (HP回復系) ○○してあげます! これが天翔る天使の騎馬!グランニューレ! チャーミークリアボイス いきますよ!正々 堂々 楽しいバトルにしましょうね♪ 被撃破時 次出撃時 サイドモニター 応援時 交代時 被撃破時 バトル終了時 1位 やったぁ~!勝ちましたぁ!こんなに鮮やかに勝てるなんて、自分でもびっくりです! やりましたよぉ私!見ててくれましたよね! → ご褒美に頭撫でてください! 2位 2位でした。すっきりしない結果ですみません。 → 諦めませんよ!必ず成果を挙げてみせます! 3位 えっ、と…すみません、3位だなんて…次は、きっと… → この敗北の反省を活かして、必ず勝ってみせます! 4位 → コンテナ獲得後1位 そしてコンテナもゲットです! コンテナ獲得後2位以下 でも、コンテナは持って来ましたよ。プレゼントです! 親密度LvUP時 前よりもちょっとだけ、お力になれると思います! マスターレベルUP時 レイド成功時 レイド失敗時 カラフルコンダクト いつまでもあなたのそばにいます (2021/09/07~) 何なりと私に言ってくださいね 全力で勝ちます見てください いつまでもあなたのそばにいます(実装当初の歌詞と同じ) 神姫ショップお迎え時 はじめまして!お越しいただきありがとうございます! はじめまして!頑張りますので、よろしくお願いします! ゲームオーバー時 一緒に戦えて嬉しかったです!また来て下さいね! その他 + リセット開始 神姫の想い、大切に。 + 選択した神姫をリセットします。よろしいですか? リセット開始 え、リセットするって本気ですか? はい を押す 私、忘れたくないんです!もう一度チャンスを下さい! はい を押す(二回目) そう…ですか…本当は私…いえ、何でもありません、さようなら… リセット完了 はじめまして!お越しいただきありがとうございます! リセット取消 はあぁ、良かったぁ!もぉ!タチの悪い冗談はこれっきりにしてください! 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 マスター・お兄様・ご主人様 神姫ハウス内コミュニケーション LV60~LV69 頭 LP 胸 防御 ステータス情報 親密度Lv1 ATK DEF SPD LP BST N 30 40 110 300 100 R 35 45 120 350 120 SR 40 50 130 400 140 UR 45 55 140 450 160 親密度Lv100 ATK DEF SPD LP BST N - - - - - R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - マスクステータス 1/s ジェム回収展開速度 ブースト回復量 ダッシュ速度 ダッシュ時ブースト消費量 ジャンプ時ブースト消費量 対空時ブースト消費量 防御時ブースト消費量 N 1750 150 960 85 50 20 70 R 1050 105 70 40 90 SR 1140 125 90 60 110 UR 1230 145 110 80 130 覚えるパッシブスキル一覧 モード オブ エンゼルアーンヴァル専用パッシブ一定の確率で攻撃を無効化 防御力アップ[小]防御力を上げる 攻撃スピードアップ[小]攻撃時のスピードが上がる クリティカル発生アップ[小]クリティカルが出る確率が上がる ジェムの出す量軽減[小]敵に攻撃された際に出すジェムの出す量を少なくする 早熟型のパターンで覚えるスキル ホーミング性能アップ[小]射撃時の弾のホーミング性能が上がる 攻撃力アップ[小] *要限界突破(L110)攻撃力を上げる ブーストアップ[中] *要限界突破(L120)ブースト時の移動スピードアップ 通常型のパターンで覚えるスキル 射程増加[小]攻撃距離が伸びる ブースト最大値アップ[小] *要限界突破(L110)ブーストゲージの最大値を上げる 攻撃力アップ[中] *要限界突破(L120)攻撃力を上げる 晩成型のパターンで覚えるスキル 体力最大値アップ[小]体力の最大値を上げる スピードアップ[小] *要限界突破(L110)移動する際のスピードアップ 射程増加[中] *要限界突破(L120)攻撃距離が伸びる 神姫固有武器補正 ※レアリティが上がる毎に得意武器は-5%、苦手武器は+5%される。数字はレア度Nのもの。 得意武器 +30% 片手斬撃武器・両手斬撃武器・双斬撃武器・双頭刃斬撃武器・片手ライトガン・防具用武器・肩持ちヘビーガン 不得意武器 -30% 格闘打撃武器・両手打撃武器 神姫考察 攻撃力 神姫自体のATK値は低め。覚えるパッシブスキルも攻撃力に直接関わるのはクリティカル発生アップのみ。防具でカバーしないと火力負けは必須。 近接武器は頭一つ抜けた火力の双頭刃斬撃武器で火力の低さをカバーするか豊富なアクティブスキルを選べる両手斬撃武器のどちらかになる。 遠距離武器は片手ライトガン頼りになる。防具用武器でも戦えなくは無いが、射程は短いわ癖が強いわで試合に付いて行けない。 防御力 必ず覚える防御力アップに晩成型のみ覚える体力最大値アップ。神姫自体のDFE値や周りと比較すると物足りないか。 専用パッシブスキルは発動すれば強力なスキルだが低確立。 その専用パッシブスキルに防御面で大きく依存しているだけなので、総合的にな防御力は平均的よりやや高めといったところか。 専用パッシブスキルの発動率に自信があるならATK値重視のアセンも面白いかもしれない。 機動力 ごく平凡だが、全体の中では遅い分類に属する。 運用・総評 武装神姫というコンテンツの顔だけあって、なんでもできる幅広い対応力(得意武装の数が多い)のが売り。 特に数多い自身の武装がすべて得意武器に設定されているのが大きい。同一武装限定なんて縛りでも問題なく対応できるし、極論この神姫だけ育てても完結できる。 打撃系武器は一緒に開発されてないためか苦手武器扱いだが、どちらも扱いに癖があるので装備しなくても問題ないだろう。 専用スキルの発動率は約20%。攻撃自体無かったことにするのではなく、ダメージ表記のない0ダメージにする。0ダメージの攻撃を受けているので、ガード成功時にも発動し、その分ブーストも消費する。 発動してしまえばどんな攻撃も0ダメージにする強力なスキルだが、あくまで確立。発動すればラッキー程度の認識で。 同じ無効化のヴァッフェドルフィンとは得意武器がほぼ全て被ってないうえに発動条件はこちらのが緩い。自身の得意武器によってはあちらからの乗り換えを検討しよう。 機動面では優れた特徴が何もないので、近寄るのに苦労する。個体値ブースト単に機動力を上げるアクティブスキルか長射程でカバーしないと厳しい立ち回りを強いられる。 近接武器メインならGEモデルLS9レーザーソードG、遠距離武器メインならパウダースプレイヤーがオススメ。 防御力は最高峰なので、NRURのような最後のURで逃げ切る戦略にはうってつけ。 神姫攻略法 唯一の特徴である専用スキルも完全受け身のスキルのため、基本的に無視で良い。 ただ無視しすぎていつの間にか取り返しのつかない量のジェムを獲得していたなんて時は、専用スキルも合わさってかなり撃破に時間がかかってしまう。 相手もURで逃げ切る戦略が多いと思うので、基本の対策である早めにURを引きずり出すか完全放置でURを出させないか、随時様子を見て柔軟に立ち回ろう。 そうそうないとは思うが、渾身の単発超火力を無効化されたなんてこともなくはないので、できるなら手数の多い武器で挑みたい。 お迎え方 稼動開始(2020/12/24~)から神姫ショップに登場 アップデート履歴 日時:2021.5.26 内容:専用パッシブスキルの説明文変更 日時:2021.4.27 内容:得意武器に「双頭刃斬撃武器」の追加 苦手武器から「片手打撃武器」の削除 バトルメンバーにいる場合、バトル中のBGMが変更されるように。なお一番手に配列しないとBGMは変更されない。 日時:2023.8.7 内容:DEF、DEX、ジェム防御力、クリティカル、ダッシュスピード、ジャンプスピード、ブーストゲージ回復量を上方修正 ※実は7月のアップデート(どの日かは不明)で更新されていたのだが、発表はこの時となった。 コメント 作品の顔ともいえる神姫ではあるが昨今エーデルワイスに枠取られがち…性能の差というか異常な機動力の差なんだけど -- 名無しさん (2021-01-05 22 41 29) ヘッドセンサーユニコーン[A]全ステータスアップ [B][C]コンボの最終ダメージ増加 -- 名無しさん (2021-01-06 21 13 08) スキルが溜まりやすい? -- 名無しさん (2021-08-11 22 14 00) 晩成型で1防御力アップ2体力最大値アップ3攻撃スピードアップ4ジェムの出す量軽減5クリティカル発生アップ -- 名無しさん (2021-08-22 02 13 59) 名前 コメント
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日曜。大抵の人は休日としてこの曜日を満喫するだろう。 ある者は家でのんびり、ある者は気晴らし外出、あるいは他の事…? まぁ、それは人それぞれに任せるとしよう。 ちなみに俺、『獅子堂 竜馬』の場合は秋葉原へプラモ物色しに行く。自転車で。 (むぅ…迷う) 俺はそんなことを思いながらアキバの某量販店にてプラモの品定め。 しかし、たとえいざ決まったとしてもなかなかレジに向かえないのはいつもの事だ。 ガチで欲しいと決めた奴はすぐ購入に移れるが、ふらりとやってきてピンときたのを手に入れるときはいつも足踏み… 「…別の店に行ってみよう」 結局保留だよ。 俺のアキバでの探索場所は専ら量販店か中古ショップだ。あとア○メイト。 メイド喫茶?行かねぇよ高いらしいし。 思えば、高校に上がってからアキバに来るようになったな… 資金は使い道が見つからないまま貯まっていったお年玉やお小遣い、あと偶然拾ったりする小銭。 多少デカイ買い物する位はあるが、なんか怖くて迂闊に使えない… ちょくちょくガ○プラとか買ったりはしているが、まだ有り余ってるよ。 郵便局預けによる利息で微妙に膨れているから、PCいけるんじゃないかというほど。 中古ショップに寄ってみるも、目ぼしい品は今のところ無い。 ある日に行ったら置いてあった品が、次の週に行ったら消えてる、なんてことは中古ショップではあることだ。頻度は知らんが。 それでも一昔前のプラモを手に入れたことはある。確かア○シマの金ピカガ○ファ○ガー(ゴル○ィオン○ンマー付き)だったはず。 そんなこんなで中古ショップを出た俺は、気分的にふだん行かない店に向かってみることにした。 プラモかフィギュアの売ってそうな店を探していると、ある店に目がとまった。 ほとんど客のいない店内を少し覗いてみると、見かけはすれど詳細はよく知らなかったものが売られていた。 店に入って「あぁ…、そういやこんなのもあったな」と心の中で頷いた。 『武装神姫』、巷で話題になってるとかいう少女型のフィギュアロボだ。 量販店などにも積まれているうえ、神姫の主、所謂『オーナー』とか『マスター』が連れ歩き、ゲーセンやら神姫センターやらでのバトルを俺も見かけるけど、高額かつ守備範囲外だったので、いつもはスルーしている。神姫センターには寄った経験無いが。 ついキョロキョロしながら店内を散策してしまうと微中年(30代後半位?)の店員から「神姫をお迎えかい?」と聞かれた。 俺は「ぁ、ちょっと眺めてただけです」と答えた。話しかけられるのは苦手なんだよなぁ…一瞬ビクついちまったし。 ちなみに『お迎え』というのは、神姫を露骨に”物”扱い出来ない神姫マスター達による『購入』の意味。 流石に退散しようかと思っていた矢先、 カチャン なんか物音が。 ちょっと訳ありで少々物音に敏感なのでつい音のした方を見てしまう。 何か落ちたのかと棚から床にかけて視線を動かす。 なんかいる~!? 入口近くの棚と床の隙間に、何か動くものが…まさか”G”じゃあるまい!?ぃやいやそれはない、明らかに硬質な音だった。 恐る恐る近づき隙間を覗き込むと… …神姫? どうやら”G”ではなく神姫がいたようだ。”G”だったらマジやばかった…苦手なんだよ、アイツ。 よく見ると、かなり損傷しているようだ。身につけてる防具が大分破損しているっぽい。 軽く手招きしてみると、怯えながらゆっくり這い出てきた。 ぎこちない動きだったが、片腕を欠損、脚を引きずるほど弱っていたためらしい。流石に絶句したよ。 回収するや否や、店員に見せてみた。 トップページへ プッチ神父『メイド・イン・ヘブン!(次話へ)』 露伴『ヘブンズドアー!(裏話へ)』
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終章:疾走姫 「ば、バカな……。ただの素人にこの俺が……」 健二は驚愕の表情で勝敗を見つめていた。それもそうだろう。まさか初心者のオレが勝つなんてオレも未だに信じられない事実だ。 「マスター……」 「ヤツを追い求めすぎた結果がこれなのか……」 「え……」 「アミー。どうやら尊の影を見るだけじゃ、ヤツは倒せないらしい。もっと違う世界が俺達には必要そうだ」 話から想像すると、蒼貴のシミュレータがこれまでの彼の全てだったらしい。多分、その蒼貴って神姫にいつか会った時に確実に倒そうと日々努力を積み重ねてきたんだと思う。それ程までに彼はそれに執着していたらしい。 でもそれは違うことだと俺達が? ……わからなかった。何か特別なことをした訳じゃないし。 「お前、名前はなんて言うんだ?」 「響。天野響です」 「普通に話してくれていいさ。俺の名前は日下部健二だ。……響。楽しかった。またここで会ったら戦ってくれないか? 今日は負けたが、次はもう少し、いい戦いをしてみせるさ」 「ああ! また戦おうぜ! 日下部さん!!」 話が終わると俺達は握手をした。その時の健二は心なしか、目に火が灯った様な顔をしていた。 どういう形なのかはわからなかったが、オレは健二を元気づけられたようだ。 この戦いで何か道が決まってくれて何よりだった。こんなオレと百日のデビュー戦だけど……。 でも、これからオレ達は戦いでどんな事をわかりあう事ができるのか、楽しみになってきた。 「こんな感じの話です! オレと百日の出会いとデビュー戦!」 「なるほどな。なかなか面白い話だったぜ。……ありがとうな」 「はい! オレ達、これからも頑張ります!」 響と百日の話を聞いて、俺はその経緯に納得し、頷く。 これまでの俺の知り合いが総登場し、何故か通り名ができてしまっているのかに疑問を覚えるものの、その皆がそれぞれの道を行く事を知る事ができた。 蒼貴の元オーナー 健二はこの二人のおかげで立ち直り、悠はイリーガルの恐怖を克服することができた。 そうしてくれた二人に心から感謝したく思う。そして、これからの成長も願おう。 「さて、話はしたぞ。紫貴、私と勝負しろ! 今日こそ私が優れている事を証明してやる!!」 「オーナーが会えたからってすぐに勝てるわけないでしょ。私のミコちゃんは完全無欠の双姫主よ? それをわかってて言ってる?」 「だからどうした!? そんな事で恐れる私と響ではない!」 何やら話が終わるや否や百日が紫貴にバトルロンドで勝負する事をもちかけてきた。 響の影響からか、随分と気合いの入った性格になった様だが、根っこは全然、変わっていない。 打倒紫貴。それが彼女の最大の目標のようだ。 おまけに紫貴が煽ってくれたおかげでこれから神姫センターという空気が生じてしまっている。どうにかして逃げたいとこだが……。 「いいな! 百日! オレもお前のライバルってヤツと戦ってみたいぜ!」 響も賛成のご様子だ。避けられそうにもない。 「ミコちゃん! 今すぐバトロンに行きましょう! この脳筋コンビに格の違いを教えてやるのよ!」 「尊! 勝負してくれ! この高飛車を倒したいんだ!」 「尊さん! オレからもよろしくお願いします!」 蒼貴が味方に付いてくれても二対三。多数決でも勝てやしない。どうしてこうなったんだ……。 「オーナー……」 「ああ。どうも腹をくくれって事らしい。いいだろう。ただ戦うのもいいが、お前の言っていたポーラスターでアクセルロンドってルールがシミュレータで実装されているらしいからそれをしにいこう」 アクセルロンドとはアーク、イーダを開発したOMESTRADA社が考案し、推進している武装を用いたバトルレースでコースの中で走行、もしくは飛行をしながら戦闘を行って敵神姫を撃破、もしくは先に指定された周回を走った方が勝ちとなる新しいルールである。ルールとしてはまだ新しいが、ゴールという勝利の選択肢を用意する事で異なるバトルの可能性を提示し、バトルロンドに迫る勢いで流行が拡大しているそうだ。 丁度、百日と紫貴両方がそれにすぐに対応できる装備になっている。試しにやってみるにはいいだろう。 「いいっすね! それにします!」 「OK。それで行こう」 話の区切りをつけると俺は響達と一緒に歩き出す。門出を祝うのにバトルというのもおかしなものだが、彼らはそれを望んでいる。 それがいいのならそれがいいのだろう。 今日も良い一戦を。そう、願おう。 戻る
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[部分編集] パーティオ ケモテック製神姫、フェレット型パーティオ。語尾は「なの」。素体は出ていないがDL武器だけが登場している。(ウィンディツインズなど)パーティオとポモックはイベントやコナミスタイルで発売されたプロトタイプバージョンの素体はMMS 1stであり、一般販売の素体はMMS 3rdになっている。 パイルバンカー 炸薬や電磁加速装置などを使って杭を突出させ攻撃する武器。原理的には大砲と同じだが、杭は前進するだけで飛んで行かないのが特徴。某最低野郎ロボットアニメをルーツとする架空の兵器。ドリルと並ぶ漢の浪漫とも。判定が強く、威力もある単発攻撃のためゲーム序盤でランクが低い頃はありがたい武装。 ハウリン ケモテック製神姫、犬型ハウリン。マスターには従順で可愛らしいが、一方で相手には非常に攻撃的な態度を取るのでそのギャップには戸惑うかもしれない。アーンヴァル ストラーフがMk.2に代替わりしているので、本作ではマオチャオと並んで最も古い神姫だが、それだけに愛用するマスターも多いようである。 バズーカ 現実世界では、携帯型のロケット弾発射装置のことで、連射できない単発式であり、そもそもカテゴリ名ではなかったりする。フィクションの世界では、発射するものがロケットだろうがミサイルだろうがビームだろうが、「とりあえず手持ちのぶっとい武器はバズーカって言っとけ」みたいな扱いであるゲーム中ではその「長もの」の役割はランチャーに譲っており、実際の使用感はグレネードランチャーという感じで、高い威力を持つが独特のクセがあり、上手く使うにはコツがいる。ぜるのん「分類上仕方ないかもしれないけど、1.2mm滑腔砲やハフ・グーファもバズーカにされているのは違和感を拭えないよ」むるちー「いや、少なくともハフ・グーファ(パンツァーファウスト)はバズーカの親戚みたいな関係だからあながち間違いじゃないぞ」 裸ナイフ アークのLOVE20イベントでの装備制限バトルの通称。装備しているのが特定のダブルナイフのみ、レールアクションすら無し、そして敵は通常通りという非常に厳しいハンデを課せられる。負けてもフル装備でリベンジできるが、ナイフだけのままで倒すと称号を獲得できる。同様の武装制限を課されるバトルはあと2つ(アークにもう一つとアルトレーネ)あり、どちらも「裸○○」と呼ばれる。(アーティルシナリオでは武装制限どころか全武装不可というバトルがあるが、これは相手も同じ素手というバトルなので、特に問題は起こっていない)どのイベントも無印・Mk2で「あるレールアクション」を獲得するためにはクリア必須。この戦闘でストレスを爆発させてソフトや本体をみぎぃさせた人もいる、らしい…。Mk2では敗北時即リトライとレールアクションの仕様変更が入っているので、難易度は前作より一応下がっている。 葉月 神姫マスターにして前回F1チャンプの竹姫葉月の事。独特な立ちポーズの為にネタにされたり。パートナーはアーンヴァルMk.2のアルテミスだが、その名前はバトロンのあるイベントで登場したラスボスと同じである・・・まったく関係なかったが。敵として戦う場合は非常に強いが、何故か仲間として戦う場合は極端に弱い印象がある。もちろん、ガイアさんをボコボコにしてる場合もあるが、そっちの印象は薄い。自分と共感する部分があるという理由だけで、赤の他人である千歳の保釈金を払っちゃう辺り、かなり裕福な家庭の娘と思われる。…両者とも所持神姫の方が常識がありそうなところは確かに似ている。バトマス2シナリオでは、主人公に協力を依頼して事件の核心へ誘導し、その上面倒な相手との戦いは全て主人公に丸投げするという見事な黒幕っぷりを披露してくれる。ガイアや四凶、千歳(inヴァルハラ)のような濃い面々の陰に隠れがちだが彼女自身も発言などを見る限り結構な変人の部類である。 バッカルコーン+E83 マリーセレスさんの専用RA。バッカルコーンは、クリオネが補食時に展開する6本の触手のことである。ネットで探してみると動画も見つかるであろうが、「流氷の天使」というネーミングにロマンを感じている人は見ないことをお勧めする。技の発動時に、あの特徴的なリアパーツをばっと広げるところが、バッカルコーンの展開を思わせるところからのネーミングであろう。後ろに付いている+E83については、O.P.F.からの公式発表はないものの、ファンの間では「イヤミ」の語呂合わせだという説がある。 バトコミ/バトコミュ モバゲーの「武装神姫 BATTLE COMMUNICATION」の略称。バトロンの終了と同時に発表された。バトロン、バトマスどちらとも違う世界観を持ち、神姫・装備の強化に他の神姫素体や武装が必要(強化素材用の素体としてNAKEDがあるが)、ベタな感じの悪の組織の存在など、ノリは他二つとは結構異なっているので注意。一時期はやけにイベントが多く行われており、イベント限定仕様(クリスマス・正月仕様など)の神姫も登場している。現在1~5弾およびそのリペイントと、ベルン姉妹、プロキシマ&マリーセレス、ビックバイパーコンビが参戦済み。Mk.2コンビやツガル・リぺアルト姉妹もいるが、これらはキャンペーン期間限定の神姫(期間終了済み)なので注意。あと、ガチャメインのソーシャルゲームの常として、他二つ以上にリアルマネーを吸い込む可能性が高い事には、特に注意されたし。一応課金ガチャさえ使わなければ基本無料なのでそこだけで楽しむこともできる。余談だが、神姫の素体カラーの違うエレガンス仕様・スポーツ仕様(要は体操服とかスク水とかそういうの)等のタイプが複数用意されている。…何か力の入れどころがおかしいような気もしないでもない。バレンタイン以降、ひな祭りと言う女の子の一大イベントにも関わらず何も起きないと思っていたら、2012年5月22日にサービスが終了することが発表(3/22更新)されてしまった。結局こっちでも出番のなさそうな神姫たちが不憫である。さらにこれによりバトマスMk.2DLCも全公開済み、フィギュアのMk.2リペイントフルアームズも発売済みなため神姫関連は公式による新しい情報も話題も無く、先が見えない状態になってしまっている。武装神姫の実際の市場規模や損得勘定はユーザーの立場からでは知る由もないが、ファンとしては今回のアニメ化が最後の打ち上げ花火にならないことを祈るばかりである・・。 バトマス PSPゲーム武装神姫バトルマスターズ(本作および前作も含む)の略称。バトロンで培った驚異の声優陣もあり、全神姫が登場するバトマス完全版を望まれていたりもする。UMDの容量では無理だと思われるため、ヴィータかPS3になるはずである。とはいっても、バトマスMk.2の全DLC神姫を入れても全神姫の半分くらいしか登場していないにも関わらず、16GBのメモリースティックが要求されるほどのボリュームとなっていることを考えると、完全版が実現したら一体どれくらいのものになることやら…。ちなみに現時点でバトマスに登場していない、武装のみ登場の神姫は以下の通りである。(一部武装・武器が登場しているものを含む)簡略化のためリペイント版とリニューアル版は除くが、書籍とバトロンのみ登場のものは含む。フィギュア発売済み/発売予定の神姫天使型アーンヴァル、悪魔型ストラーフ、兎型ヴァッフェバニー、騎士型サイフォス、侍型紅緒、砲台型フォートブラッグ、イルカ型ヴァッフェドルフィン、寅型ティグリース、丑型ウィトゥルース、建機型グラップラップ、蝶型シュメッターリング、カブト型ランサメント、クワガタ型エスパディア、天使コマンド型ウェルクストラ、悪魔夢魔型ヴァローナ、ナース型ブライトフェザー、シスター型ハーモニーグレイス、サソリ型グラフィオス、コウモリ型ウェスペリオー、忍者型ミズキ、フェレット型パーティオ、リス型ポモック、和風箸型こひる、スプーン型メリエンダ、忍者型フブキ弐型、忍者型ミズキ弐型、剣型フランベルジュ、斧型コルセスカ、鴉型アラストール、白鳥型キュクノス、MMS NAKEDバトロンに登場した神姫:イベントに登場しボスキャラを務めた。共に正確にはMMSだが神姫とは少々異なる存在全能なる者“root”、アルテミス(バトマスに同名のアーンヴァルがいるが別物)書籍(デジコミ/武装神姫マスターズブック)に登場した神姫:大半は「武装神姫 Forget-me-not」に登場狐型レラカムイ、人馬型クーフラン、犀型ディアドラ、羊型ベルスーズ、バッカルー型レイディ3、ハツカネズミ型マイキー・イースタン、舞妓型小桜、電気型リカ バトロン PCオンラインゲーム武装神姫バトルロンドの略称。2009年7月開始、2011年10月末に惜しまれつつ全サービス終了。神姫ライドシステムは無く、事前の指示を基に神姫自身が考えて行動する。そのためか、神姫所持者はオーナーと呼称されることが多い。マスターと一体化しバトルフィールドを縦横無尽に走り飛ぶバトマスと比べ、バトロンは最初にオーナーの指示を受けてからそれを基に神姫の判断で1対1で最大10ターンの攻防を順番に繰り返すというもので、ずいぶんと趣の異なるものであった。(そのため、互いの武器の射程次第では時間いっぱい追いかけっこで終わったりもした)そのせいか、同じ神姫でもバトマスとは微妙に性格・態度の違いがあったりする。(基本的なところは同じであることが多いが)神姫周りの基本的な設定は共通するが、神姫の意識をネットに送り込む技術の存在、MMS管理機構という組織、サーバー上での神姫バトルや軍事衛星をハッキングして乗っ取った神姫がいたりとバトマスとは同一世界ではないようだ。ちなみに上述の 全能なる者“root”とアルテミスはゲームでのイベントボスで、rootは神姫の武装パーツのみを寄せ集めた姿をした軍事用MMSのプロトタイプ。アルテミスは試作型の神姫の意識のみがネットワーク上に残ったもので、「軍事衛星をハッキングした(うえに街一つをサイバーテロでダウンさせた)」のは彼女。共にネットワーク上の存在として登場。 花子 花型ジルダリアの俗称の一つ。 パパン 各神姫達をデザインを行ったデザイナーたちの総称。浸透度も高いが、あくまでネットスラング。相手が神姫オーナーだからといって通用するのが当たり前と思わないこと。ちなみにママンも居る。 バルキリースカート アルトアイネスの鎧、ノインテーターの(スカート部分の)通称。元ネタは漫画(アニメ化もされた)「武装錬金」に登場するヒロインの武器から。専用RA「シザーズ・ガリアス・ドミニオール」で見せるスカート部が展開しクローが飛び出す挙動が似ているのと、アイネスが戦乙女(バルキリー)型であるという符合も相まって、すっかり定着した感がある。バトロン時代はアルトレーネのニーベルングも同じくバルキリースカートと呼ばれていたのだが、バトマスではレーネにスカート攻撃がなくなったので、アイネスの専売特許と化している。余談ながら、元ネタの方の中の人も武装神姫に砲台型フォートブラッグ役で出演しているのだが、本作には残念ながら未登場である。アイネスにも「はらわたをぶちまけろっ!」と叫んで欲しかった。まあ神姫がぶちまける事ができるのは…。 バレットカーニバル ゼルノグラードの固有レールアクション。前作での使い勝手の悪さを必要武装的な意味では改善した。でもモーションの関係上今作でも結局は…いたいッ ハンデ戦 一人で2,3人を相手にする戦闘のこと。死角からの攻撃や立っている暇もないほどの連続攻撃など、多くのマスターが苦しめられた。木を見て森を見よの精神を忘れずに、ビットで動きを止めたり速攻で頭数を減らすことが出来れば勝機はある。特に前作からあるハンデ戦の大半はメールでアレな集団に誘い出されて数に任せてフルボッコにされるという展開なため、本作のみぎぃの原因、本作に対する愚痴の代表例である。ひとまず放置して武装ランクを上げてからお礼参りに行くのが通例である。 パンドア 武装神姫世界における神姫製造メーカーのひとつ。ガブリーヌと蓮華のメーカー。2人のシナリオを見る限り、神姫のAIに自分のことを神様とか地獄から来たとか、さらに人間と同じ食べ物を欲しがらせたり、と妙な初期設定を入れる傾向があるようだ。 ハンドガン 拳銃、ピストルとも。片手で撃てる銃、というのが一般的な認識だが、米国などの法律では撃つ時に肩に付ける銃床という部分がない銃とされている。ちなみに日本ではハンドガンを所有できるのは50人まで、と定められている。また、所有する銃も競技以外の非使用時は警察署に保管され、自宅に持ち帰ったりはできない。 轢き逃げアタック 装備しているパーツを分解して支援機体に変形し、体当たりを行うRAの総称。中でも特に、「地上を高速走行する」RAがこう呼ばれることが多い。現状のバトマスでは、バイク型およびトライク型の独壇場といえる。 ぴぎゅうっ クリア前ヴァルハラの伊庭寛二初戦にて、プレイヤーが負けた場合に見られるイベントのセリフ。どうなるかは「みぎぃ」を参照。 ビックバイパー コナミの名作シューティング「グラディウス」シリーズに登場する宇宙戦闘機。英語の綴りはVicViperなのでビッ「ク」バイパーである。(ちなみにVicはV字編隊のことで、オプションを引き連れて飛ぶ姿を編隊に見立てている)登場作品によって細かい形状はリファインされているが、先端が2つに分かれた形状と、白と青のカラーリングは共通である。コナミそのもののイメージキャラクター的な存在でもあり、数多くのコナミゲームに登場している。バトマスにおいても、前作の頃から主人公の部屋に模型が飾られており、さらに本作ではDLCでビックバイパー型神姫まで登場している。 ビット 某宇宙世紀ロボットアニメをルーツとする架空の兵器。遠隔操作の「飛ぶ銃」を使って攻撃する。便利な反面、制約もある。神姫的にはケモテック勢のプチマスィーンズ、アーンヴァルMk.2のリリアーヌ ココレットなどが該当する。射出前後に多大な隙が生じるものの、一度出してしまえば後はビットが勝手に相手のところまで飛んでいって射撃をしてくれる便利兵器である。マスターにニュータイプだとか特殊な空間把握能力だとかが無くても問題なく使えるが、漫画ではプチマスィーンズには自律式のAIが積んであるような描写があったり、神姫には分離変形した武装で構成される独立稼働するサポートユニットというものが結構あったりするので神姫自身そういう制御は得意なのかもしれない。ゲーム中ではこれを撃っているだけでNPCを倒してしまえるほど強力だが、ライバルに使われると非常に面倒な武装。相手を拘束するのに有用。 ひらいたりとじたり 股クールの別称。 貧乳 軽量省スペースをステータスと主張する胸部武装のこと。バトマスには未登場だがホボペタンAA(ポモックのアーマー)とかホボフラットAA(パーティオのアーマー)なんていう奥ゆかしい名前の胸部装甲もある。これら肌の見えるものとは別に、いかにもな装甲板な胸部パーツもある。「貧乳はステータスだ!希少価値だ!」というセリフが有名。本作ではハウリンが似た台詞を言うが、彼女は貧乳よりも幼児体型と言う方が正しい気も フォートブラッグ アームズインポケット製神姫、砲台型フォートブラッグ。素体は未登場だが武装(アサルトライフルやバックパックなど)だけは登場。製品では素体が付属しないEXウェポンセットであるため、同梱品だけで組むと通称「オーストリッチ」と呼ばれるクリーチャーが完成する。やめてあげてよ最近リペイントが発売された。やはりアメリカのノースカロライナ州フォートブラッグから取った名前なのだろうか(デルタフォースの基地がある)。 武装神姫 1:2006年から始まったコナミの可動フィギュアシリーズ。島田フミカネをはじめとするデザイナーや漫画家を起用して有名になった。しかし2011年にバトロンが終了し、それに続いて発表されたバトコミが2012年にサービスの終了が発表され、アーンヴァルMk.2テンペスタ フルアームズパッケージとストラーフMk.2ラヴィーナ フルアームズパッケージ以降の新作の発表がない時点でエストリル、ジルリバーズ、フランベルジュ、コルセスカが本当に発売するのか危ぶまれる状況に陥っている。コナスタがツイッターでエストリルとジルリバーズは現在発売の予定はないと公表してしまった。フランベルジュ、コルセスカも同様と思われる。このまま終了への道を・・・と思いきや、2012年にTBS系でTVアニメ化が発表され、2012年10月に放送した。今後の展開がますます混迷を極めていたが、そのアニメも放送が終わり、公式ページも縮小(ツイッターのアカウントも削除された)され、2013年6月に発売したBlu-ray DVD第7巻で有終の美を飾った。今後、武装神姫の復活はもうないと思われたが、2017年12月に再起動プロジェクトが始動。コトブキヤと角川との共同による再起動プロジェクトとなる。2:神姫という製品のうち娯楽としての戦闘ゲームを行うことを想定して設計されたモデルの総称。しかしオーナー次第なので必ず神姫バトルに使用されるとは限らない。 武装神姫 Moon Angel 「武装神姫 BATTLE MASTERS Mk.2」のゲーム用に配信されているアニメ。作中劇といった位置付けと思われる。コナスタでブルーレイディスク&DVDが発売中。もちろん、コナスタではアーンヴァルMk.2とストラーフMk.2のリペイントフルアームズとのセットのコナスタ限定商品もあったりする。いろいろ組み合わせているので無駄に高額。本作に登場する神姫であるアーンヴァルMk.2のかぐや(01)とストラーフMk.2の02は、神姫を模した自立戦闘用オートマトンであり神姫ではない。本作のオリジナルとしてかぐやと02のCSCを制御ユニットとした自立式汎用人型兵器アテナ(人間と同サイズ)が出てくる。 武装紳士 武装神姫のオーナーの総称でありスレ住人はその一部に過ぎない。武装神姫のもじりから。公式SS中のオーナー名で使われていたため定着し、そちらが発祥元という説もある。女性の場合は武装淑女と指す事もある。浸透度が高いとはいえあくまでネットスラングであり、神姫スレを知っているかバトロンのオーナー以外の人間は知っているとは限らないため知っていて当たり前と思ってはいけない。 フブキ グループケーツー製神姫、忍者型フブキ。もともとはバトロンオリジナルの初期神姫だったが、何度かフィギュア化もされた。デザイナーはコナミの中の人らしく公表されていない。パッケージイラストの人は名前は出ているが、デザイナーとは書かれていない。ジャンクショップに売っても不死鳥の如く帰り道に現れる現代版呪いの人形。それを売るなんてとんでもない。 フブキ弐型 グループケーツー製神姫、忍者型フブキ弐型。デザインは島田フミカネであり、アーンヴァル/ストラーフMk.2のようなフミカネ的意匠が随所に見られ(特に腕部は共通のデザインである。)、フブキとは印象が大きく異なっている。バトマスには素体は登場していないが、その武装セットがDLC第13号で登場する。そのため、「フブキ弐型装備のフブキさん」が再現可能。 フブッホ 忍者型フブキの俗称の一つ。元ネタは漫画「武装神姫2036」から。 ふぶにー フブキ弐型のこと。 フミカネ神姫 神姫デザイナー島田フミカネがデザインした神姫を指す。アーンヴァル(Mk.2)、ストラーフ(Mk.2)、飛鳥、ムルメルティア、ジールベルン、オールベルンなど最多。 フラッシングブレード エストリル専用レールアクション。バイクで走りつつ、刃物を地面にこすり付ける行動は一昔前の海外映画の悪役と同じ行動である…。まぁ、バイク使い神姫で唯一、轢き逃げアタックではないというのは、まだ良心的とも取れるが、単に「体当たりなんかして、万一バイクが壊れたら、スピード出せなくなるっしょ」ということかもしれない。 プラントプラネット 武装神姫世界における神姫製造メーカーの一つ。ジュビジー&ジルダリアのメーカーである。 プロキシマ O.P.F製神姫、ケンタウロス型プロキシマ。DL神姫。今まで居なかったタイプのヅカ系クールビューティーで、凛とした佇まいである。名前はケンタウルス座に存在する太陽系に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」に由来し、ラテン語で「最も近い」という意味である。また、武装の名称はケンタウルス座を構成する星々の名称などから取られている。イベントでニトロヂェリー(Nitro+と描かれたアークのヂェリカンのこと。ちなみに酒類のような効果を持つ嗜好品が入っているらしい)を呑んでいる場面があるが、これはデザイナーがニトロプラスの社員であることに対するスタッフのお遊び。 プロメテウス事件 本作で追加されたメインシナリオで扱われた事件の一般的な呼び名。事件の詳細についてはプレイしていただきたい。 フロントライン 武装神姫世界における神姫製造メーカーのひとつ。シンボルマークはFとLを組み合わせたものを図案化している。主な神姫はアーンヴァル・ストラーフ系列とそのヴァリエーション、のみならずムルメルティアや飛鳥のような局地戦用神姫も開発している。神姫の種類が最も多いため、武装神姫世界においては最大手メーカーと思われる。フブキ弐型、ミズキ弐型はフミカネデザインだがグループケーツー製になっている(ただし、弐型の開発にはフロントラインが協力している、という設定あり)ため、それ以外のフミカネ神姫はほぼここ。実はここが出した神姫は全てリペイント版が存在している。 ブンドド 一種の業界用語で、フィギュアやプラモデル同士でバトルごっこをして遊ぶことを指す。語源は遊ぶときに思わず口に出してしまう擬音「ブーンドドド」からとされている。子供の頃であれば、誰しも一度はやってみたことがあるであろう。武装紳士達の中にも、入手した神姫でブンドドするのを楽しみにしているのが少なからずいる。それ自体は趣味の範疇であるが、いい歳をしたオトナが神姫を手に「ブーンドドド」とやっているところを理解のない人に見られると、社会的に問題が発生するので、遊ぶときは周囲によく気をつけていただきたい。 ベイビーラズ アヴァンフィジーク製神姫、エレキギター型ベイビーラズ。DL神姫。語尾は「じゃん」。ゲーム中では何というか、マスター運に恵まれていない。 ヘビーガン神 武装収集により得られる称号の一つ。取得により専用RAを入手できる。このRAは対人戦ではすぐに見切られてしまうが、NPC相手なら大活躍。ランチャーさえ装備していれば武装ランク、LOVE、神姫の種類に関係なく使えるという汎用性の高さも魅力。意識して早めに取得すれば、やり込みや育成をする際の大きな力になるだろう。…DLCランチャー「被虐の女神」を所持していたり、専用RAでの使用武器とか考えると、ガイアはこの称号を持っているのかもしれないという気がしてくる。 ヘリッシュクレイドル ジルリバーズの専用レールアクション。ただ単純に突撃して跳ね飛ばすアーク、イーダの専用レールアクションとは違い、ヒットするとそのまま相手の上でジャックナイフ状態で一回転した後、跳ね飛ばすという非常にえげつない技であり、ジルリバーズのヒールさ、ダーティさを垣間見れる技。バイク系レールアクションの中では唯一の多段ヒットするレールアクションでもある。 ベルン姉妹 剣士型MMSのオールベルン3種類、ジールベルン3種類を総称した名前。ただし、公式の呼称ではないので注意されたし。全て宝石の名前を冠しており、オールベルンはパール、ガーネット、ルナーリア、ジールベルンはオブディシアン、サファイア、アメジストがいる。ただし、パールとオブディシアンはそれぞれのシリーズの最初の機体であるため、宝石名ではなく単に「オールベルン」「ジールベルン」と呼ばれることが多い。このネーミングから、「宝石姉妹」とか「宝石戦隊」とか呼ばれることも。 砲子 砲台型フォートブラッグの俗称の一つ。 咆哮 ガイアがランチャーを使って放つ固有RAその1。実質NPC戦専用といっていい。対人戦で使うと、ACで至近即発できればまだしも、後退してから発射するためジャストガードの的、もしくはジャンプなどで回避される事にしかならない。 ポモック ケモテック製神姫、タヌキ型リス型ポモック。語尾は「ぽも」。素体は未登場だがDL武器だけは登場している(まんが肉)。ちなみに前述のタヌキ型というのは持っているアイテムがまんが肉なのとどことなくタヌキっぽく見えることによるが、もちろんこのネタを不快に思う人もいるのと、ちょっとしたゴタゴタが過去に起こったので注意が必要。BLADE氏によればまんが肉を持たせたのは無意識だとか。
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前へ 先頭ページへ 次へ 「バトリングクラブ」(上) 「ここか」 「……みたいですね?」 おれとマイティ――天使型MMSアーンヴァル――は、すえた臭いの立ちこめる場末の会員制クラブの入り口にいた。 なぜおれがこんなところにいるかというと、彼から招待状が届いたからだ。 彼――犬型MMSハウリン「シエン」のオーナー――は、 「いいから来い。面白いモンを見せてやんよ。来なかったら私刑」 と言って、半ば無理やりおれを呼び出した。私刑は誤字ではない。 おれは正直怖気づいていた。いや、私刑にではない。 そもそもおれはこんないかにも治安の悪そうな場所に自分から赴くような人間ではない。 なにより今はマイティを連れている事がおれをためらわせた。が、彼の「大丈夫だから」という言葉を信じてやってきたのだ。 とりあえずからまれることもなく無事に現地へ着いたわけだ。玄関先の巨漢の黒人に 招待状を見せる。 「ドウゾ、オハイリクダサイ」 片言の日本語だが、やはり威圧的な空気は篭っている。目の前にいるのはまったく場違いな人間なのだ。無表情な中から怪訝そうな感情がにじみ出ていた。 ウェイターに案内され、控え室の一つに通される。クラブであるはずなのにホールでは誰も踊っていなかった。何かを待っているようだった。そういえば真ん中のお立ち台には頑丈な金網が回されてあったが……。 「よお、来たな!」 出されたキツイ酒を飲んでいると彼が現れた。 「お前はこんなところにいても違和感ないよな」 おれは彼の茶髪やヒゲやピアスを見ながら言った。 「なんだそりゃ。まあいいや。ようこそ。バトリングクラブへ」 「バトリングクラブ?」 「シエン、入って来い」 『了解です、ご主人様』 妙にくぐもった声だなと思う間もなく、スコープドッグが入ってきた。 あのスコープドッグだ。ボトムズの。なぜか頭部が真っ赤に塗られている。 「シエンちゃん!?」 マイティが俺の懐から飛び出した。シエンが無骨な戦闘ロボットになってしまったと 思ったのだ。 「久しぶり、マイティ」 ハッチを上げて、中からシエンが出てきた。素体のままではなく、専用の対Gスーツを 着ている。頭には同梱の頭甲・咆皇にモニターゴーグルを取り付けていた。 「どうしたの、このロボット?」 「ご主人様に買ってもらったんだ」 なんだって? 「お前買ったのか、このバイクが買えるくらいのやつを?」 「買った。シエンの為だからな」 ある意味、こいつはおれ以上の神姫ラヴァーかもしれない。 「バトリングってのは、やっぱりボトムズのだったんだな」 「そうだ。オレはここで、パートナーをやらせてもらってる」 「誰と?」 「ここのチャンピオンとさ。もうすぐ試合があるんでそろそろ、……来たな」 ドアが開く。 そこには気さくそうな眼鏡の青年が立っていた。チェックのワイシャツにチノパン。おれよりも場違いな人間だった。 「やあ、君が『屍ケン』のご友人だね」 「屍ケン?」 「オレのリングネームさ」 「僕は舎幕(しゃばく)。リングネームは『青の騎士』だ。よろしく」 「あ、ああ。よろしく」 俺はごく自然に舎幕と握手していた。細い手だった。 「僕の神姫とATを紹介しよう。ライラ、入っておいで」 入ってきたのはスコープドッグよりもひとまわり大きな、青いロボット。 「僕のAT、ベルゼルガだ。パイロットは兎型MMS『ヴァッフェバニー』のライラ」 ハッチが開いて、中から完全武装の――とおれが思ったのは、その神姫がガスマスクとゴーグルを付けていたからだ――神姫が出てきた。 『コーホー、コーホー……』 「ライラ、控え室にいるときぐらいはマスクを取りなさい」 『……ラジャー、オーナー』 渋々その神姫が素顔を見せた。 「……ライラです」 それだけか。愛想の無い神姫だ。 しかし人懐っこいマイティはすぐに寄っていって挨拶をしている。 「舎幕、時間だぜ」 彼――屍ケンが呼ぶ。 「ああ、そうだね。挨拶だけですまない。これから試合なんだ」 「いや、いいんだ」 「オマエには特等席を用意してあるぜ。楽しみにしてな」 そうして俺たち一人と一体は、その特等席とやらに通された。 思ったとおりあのお立ち台はバトルリングであり、特等席とはそのまん前、最前列であった。 「レィディースえ~んどジェントルメェン! ようこそ、クラブサンセット、武装神姫in装甲騎兵ボトムズ・バトリングマッチへ! 今宵もクラブチャンピオンの座を賭けたアツいバトルの始まりだ!」 司会のスタートコールにホールに集まった観客が歓声を上げる。 「まずは我らがチャンピオンタッグの紹介だ。」 リングの東方、おれのいた控え室の方向へ司会が手をかざす。 「チャンピオンの愛弟子! 幾度と無く敗れてなお、立ち上がってきたアンデッドマン。屍ケン&「ハウリン」シエン!」 フードを被った彼が、プッシング・ザ・スカイのBGMとともに登場。肩に立ったシエンが観客に手を振る。彼女のファンらしいグループが「シエンちゃーん!」と黄色い声。 「シエン‘sAT、ムダな装甲を限りなくそぎ落としたライト・スコープドッグ、『クリムゾンヘッド』!」 彼の後ろからハッチを開けた無人のスコープドッグがローラーダッシュで入場。彼の肩にいたシエンは跳躍、コックピットに見事着地し、ハッチを閉め、そのままリングへ登壇した。 「そして我らがクラブチャンピオン。並み居る挑戦者を華麗に撃破し続けるハンサムボーイ。青の騎士・舎幕&「ヴァッフェバニー」ライラー!」 青年舎幕が控え室そのままの姿で登場する。やっぱりどこかの理系の大学生にしか見えない。 ライラはどこだ? 「ライラ‘sAT。どんなATもその巨体にはかなわない。ヘヴィ級アーマードトルーパー、『ベルゼルガ』!」 ブルーの巨体が舎幕の後方からローラーダッシュしてくる。もうライラは乗り込んでいるようだ。 どうやら彼女は人前で素顔を見せたくないらしい。 挑戦者の紹介が始まった。 「今宵のチャレンジャー。都内各地のバトリングクラブを潰しまわって十二件。息のぴったり合ったユニゾン攻撃は相手を混乱の渦へと叩き込む。バックス兄弟、そして「ストラーフ」マリア&ミソラ!」 バックス兄弟? どう見ても日本人じゃないか。屍ケンより格段にガラの悪そうな連中だった。 たとえるなら、徒党を組んでカツアゲでもしていそうな連中だ。おれなら絶対に関わらない。 連中の神姫はそろってストラーフだったが、おれは妙な違和感を覚えた。 目に神姫特有の生気が宿っていないのだ。 「あのストラーフたち、感情回路を外されてます」 マイティが寒そうに胸をかき抱きながら言った。 「どうなるんだ?」 「ただのロボットになってしまうんです。マスター、あの、少し抱いていてください」 「ああ……」 おれはマイティを両手で包んだ。 無理もない。あのストラーフたちの姿は、彼女らにとっては脳みそをいじくられているも同義。 痛々しい姿をマイティは見ていられないのだ。おそらくシエンとライラも同じ気持ちだろう。 「おい、舎幕」 「ああ。分かってる。倒すさ」 二人はそう打ち合わせた。 挑戦者のATは、黒いストロングバックスの背中にストラーフのアームユニットを二対も取り付けていて、さながら阿修羅のような格好だった。カメラは人間の目のようなステレオスコープ。 ルールは白兵戦武器も使わない肉弾戦のみの限定ブロウバトル。 ゴングが鳴った。 つづく 「バトリングクラブ」(下) ◆viewpoint change… “おれ”→”3rd person” リングは正八角形の平面で、直径は10メートル前後。1/12のATが悠々と走り回れる広さになっている。 「どちらかのATがすべて行動不能になった時、試合終了とします。それでは、レディー……ファイッ!!」 ゴングが鳴らされた途端、四体二組のATはそれぞれローラーダッシュを全力でかけ突進した。 いち早く飛び出たのは屍ケン、シエンのクリムゾンヘッド。頭部が真っ赤に塗りたくられたライトスコープドッグは、異常なまでに良好な出力重量比をもって機動する。 コックピット周辺を中心に可能な限り殺ぎ落とされた装甲は、駆動限界ギリギリまで迫る。重量軽減のために左腕のアームパンチさえオミットしているのだ。 「そんなにガリガリで、俺様のマリアに真正面から挑むのか、死にたがりめ」 ほくそ笑む、バックス兄弟の兄。 「ぶっ潰しちまえ、マリア!!」 『了解』 ひどく無機質な応答があり、「ストラーフ」マリアの阿修羅ストロングバックスがステレオスコープの両目を真っ赤に光らせ相対する。本体のと合わせ計六対のアームユニットが開かれ、迫るクリムゾンヘッドを殴り潰さんとランダムに飛来した。 さながら他弾頭ロケットの着弾である。掛け声を付けるなら「オラオラオラオラ」あるいは「無駄無駄無駄無駄」だが、あいにくパイロットの神姫は感情回路が無いためそんな気の利いた気合は出さない。 しかし、クリムゾンヘッドは当たらない。超軽量のボディはATらしからぬアクロバットな回避を簡単にこなすことができる。スウェー、ステップ、側転を織り交ぜ、機関銃のように繰り出されるパンチの雨を避け続ける。避けられたパンチはリングの床をえぐった。 「こりゃ負けたほうが弁償だぞ」 カウンターのバーテンダーがぼそりと呟いた。 『遅い!』 クリムゾンヘッドはついにマリア阿修羅STBの懐へ到達。唯一の武装である右手のアームパンチに気爆薬を装填、相手の胸部装甲へまっすぐに叩き込んだ。 マリア阿修羅STBが吹っ飛ぶ。が、すぐに体勢を整え着地。ストロングバックスは通常のスコープドッグよりも前面装甲が分厚い。1/12といえどその特性は変わらない。ダメージが思ったほど通っていない。 『ちっ』 シエンはコックピットの中で舌打ちした。 「ドン亀が! やっちまえミソラ!」 『了解』 ミソラ阿修羅STBはベルゼルガにターゲットを合わせた。ローラーダッシュでもさほどのスピードしか出ないへヴィ級ATベルゼルガを捉えるのは容易い。 あっという間に間合いを詰め、二対のアームでがっしりと青い巨体をホールド。両のアームパンチを連打する。 「はぁっはっはっは! さすがの青の騎士もこいつはキくだろう!」 「ベルゼルガを甘く見ないで欲しいね」 舎幕はふふと笑うと、自身の神姫に命令を下した。 「ライラ、思いっきり痛めつけてやりなさい」 『ラジャー、オーナー』 ベルゼルガの図太い腕がミソラ阿修羅STBを挟み込んだ。 「何ィ!?」 そのまま、なんとベルゼルガはストロングバックスを軽々と持ち上げたのだ。 『ふんっ』 気張って一発。投げ飛ばした。マリア阿修羅STBの方向へ。 二体の阿修羅は激突し、リングのすみへ転がった。 ベルゼルガの装甲は擦り傷さえあれ、少しのへこみも見当たらなかった。 ウォォォォォォォォ ギャラリーの吼えるような歓声。スタンディングオベーション。 「すごいな」 「はい……」 マイティたちは唖然としてリングの攻防を見つめていた。 「もう君たちの負けだ。僕らには勝てないよ」 冷静な顔で舎幕が言った。こんな台詞なのに、決して気取らない、チャンピオンの風格。 「こンの小僧があぁ……」 「兄貴、やっちまおうぜ」 バックス兄弟はリングの中へ何かを次々に投げ込んだ。 阿修羅たちがそれをキャッチ、六本のうでに装備する。 スコープドッグの標準装備、ヘビーマシンガンだった。それぞれ六丁ずつ。大型のマガジンを搭載してある。 「リアルバトルに変更かい」 「そうくると思ったぜ」 舎幕、屍ケンも投げ込んだ。ただしそれぞれ一つずつ。 クリムゾンヘッドが肩に背負ったのは、見覚えのあるキャノン砲。 ハウリンの同梱武装、吠莱壱式だ。 ベルゼルガのもとには、胴体部分をくまなく覆えるような大盾が落ちてきた。中心部分には針のようなものが通っている。 「出たぞ! ベルゼルガの必殺武器、パイルバンカーだ!」 司会が待ってましたとばかりに叫ぶ。 リングをリアルバトル用の強化透明プラスチック壁が覆う。ルールはリアルバトルに変更された。 銃火器使用可能、実戦さながらの無制限バトルである。銃火器と言ってももともとはマーキング弾が飛ぶおもちゃだが、リアルバトル用の銃器はだいたいATの装甲を貫けるように改造されている。小口径と言えど銃弾が飛んでくるようなものだから、リアルバトル時にはこのような専用の防護壁がリングもしくはバトルエリアを覆うのだ。 「シエンちゃんたち、大丈夫かな……」 マイティが心配そうにマスターに聞く。 「まあ、問題は無いと思うが。あの二人の表情を見てみろ」 マスターは屍ケンたちを指差した。 「楽しそうじゃないか」 バックス兄弟は声をそろえて自らの神姫に命令した。 「蜂の巣にしてやれァ!」 『了解』 合計十二丁の銃口が向けられた。 爆音。 目がくらむほどのマズルフラッシュがリングの一角を支配した。 ベルゼルガは大盾を構えて防御の体勢をとる。クリムゾンヘッドはローラーダッシュを最大出力にし、真横に避けた。 クリムゾンヘッドの通った壁にペレットの雨あられが着弾する。壁は二重構造で絶対に貫通することは無いが、その後ろにいる観客は恐怖にかられてのけぞった。 吠莱壱式が文字通り吠える。大口径の砲弾は連射能力こそないが、移動間射撃にもかかわらず相手のマシンガンを一丁ずつ、的確に撃ち落してゆく。 最後の一丁になったとき、弾丸が切れた。吠莱壱式の方だった。このときの間合いはAT二体分しかなかった。 「ぶっ殺せ!」 容赦なく、マリア阿修羅STBは撃った。照準はコックピット。 「シエンちゃん!!」 マイティが乗り出して悲鳴を上げる。 撃たれたとほぼ同時にコックピットハッチが開放された。マシンガンの弾は誰もいないシートに穴を開けた。 ほとんど素体のままのシエンが飛び出していた。右手には同梱武装の十手が逆手に握られている。 「うおおっ!」 シエンはマリア阿修羅STBの頭頂部めがけて、十手を突き刺した。落下の勢いが加算され、刃物でないはずの十手が頭部装甲を貫通した。シエンはマリアのコアユニットをつぶす手ごたえを感じた。シエンは哀れむべき同族を楽にしてやった。 ミソラ阿修羅STBの一斉射は、ベルゼルガの大盾に勝てなかった。 「くそう、くるな、くるなよお!」 バックス弟は涙目でがなりちらす。 ゆっくり、ゆっくりと、大盾を構えたベルゼルガは近づいてゆく。 ついに六丁のマシンガンが沈黙した。 ベルゼルガは緩慢な動作で大盾を引く。中心のパイルが後退してゆく。 『許せ』 一撃。 ストロングバックスの胸部装甲を、ベルゼルガのパイルバンカーが貫いた。斜め下方から侵入したパイルは、ミソラのコアユニットを破壊しながら、ATの後頭部まで到達した。 「試合終了! 勝者は屍ケン&青の騎士、チャンピオンチーム!!」 今迄で一番大きな歓声が上がった。マスターとマイティは耳を押さえた。 試合終了後にブチ切れた兄弟がナイフを振り回して舎幕らを襲おうとしたが、門番の巨漢の黒人、ボビーに「きゅっ」と締め落とされ、放り出された。 「ありがとう、ボビー」 「オ仕事デスカラ」 ボビーは門番に戻っていった。 ◆ ◆ ◆ 「やっぱり、こっちには来ないのか?」 屍ケンが寂しそうに言った。 「悪いがあんな危険な試合はできない。マイティを戦わせるのは神姫だけで十分だ」 マスターは答えた。 「そうか……。まっ、そう言うとは思ってたけどな」 「だがいい試合だった。あのストラーフの二人も浮かばれるだろうな」 「へっ……」 「じゃあな。おれはこれで」 「なあ」 「ん?」 「お前ぇ、リベンジするんだろうな。あの片足の悪魔に」 「……」 マスターはあごに手を当てて空を見ていたが、ややあってこう言った。 「考えておくよ。マイティ、帰るぞ」 「は、はい。……じゃあね、シエンちゃん」 「ああ。またな」 こうして二組のオーナーはそれぞれの戦いへと身を投じることになる。 それはまた、別のお話。 了 前へ 先頭ページへ 次へ
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第七話:激動姫 雑誌を買った後、俺達は待ってくれていた輝と石火の所へ戻り、施設へと向かうために駅へと入っていった。 そこは結構混雑しており、進むのがなかなか大変だった。その途中、人混みの中では『見る』だけが精一杯な石火に変わって輝に手を貸して、電車まで連れていき、そこまで辿り着いた。 電車が来るまでの間、しばらく俺達は待つことにする。 「そういえばお前はどうして目が見えなくなったんだ? 思い出したくないなら答えなくてもいいけどよ」 「ああ。確かに気にはなるよね。それはね……」 輝は俺が問いかけると、自分がどういう人間で何故、盲目になったのかを語ってくれた。 彼は石火が言っていた通り、第一回世界神姫大会の優勝者だった。 数々の猛者と各国の企業や個人が作ったであろうカスタムをものともせずに、石火にヴァッフェバニー標準装備と動作不良を起こしにくい高い信頼性を今も勝ち得ているカロッテP12二丁で戦い抜いたのだという。 輝自身は謙虚に語っていたものの、その技術は恐ろしいモノがある。戦術、武装も世界クラスになれば、古今東西何でもござれのあらゆるやり方があっただろうにそれを拳銃二丁のみで全て対応しきるとはどう控えめに見たって神がかった腕前だ。 「ちょっと待てよ。その時期って言うとゼルノグラードって神姫は無いはずじゃないか?」 俺は浮かび上がった疑問をやってきた電車に輝と共に乗って、問いかける。その当時は『火器型神姫 ゼルノグラード』という神姫は存在しないという事だ。 一年前とくれば、第六弾と言われたティグリース、ウィトゥルース、グラップラップタイプが発売された時期である。その後、それに続いて、アークやムルメルティアといった第七弾として他社がこぞって自社の製品の発表を行って行く事になるのだが、だいたい半年前程にゼルノグラードも発表された。 ただし、あくまで発表であり、発売しているわけではない。となればどうやってゼルノグラードを発売前に確保したのだろうか。 「それは目が見えなくなった話と一緒に話すよ」 それを聞くと盲目についての話へと繋がった。 ある日……今から一年前の話らしいが、彼と石火は事故にあったのだという。 神姫センターに向かう途中、信号無視をした大型乗用車に跳ねられ、近くの店のショーウィンドウへと突っ込んでしまったらしい。 その際、輝は重傷、ショーウィンドウのガラスが目に刺さり、眼球は使いモノにならず、光を失った。 石火もひかれた際にコアが潰され、身体もメチャクチャになったそうで、何とかCSCは生きていたが、コアが失われた事で死も時間の問題だったらしい。 緊急手術をして輝は一命を取り留めたが目を失い、意識が一ヶ月の間戻らなかった。 輝は助かったが、意識の戻らない一ヶ月間が大問題だった。石火のボディがもはやスクラップ同然で、生きているのはCSCが無事だからかろうじてという状況だ。 このままでは石火が死んでしまう。 そうなれば輝は生きる希望を失ってしまうかもしれない。家族と彼との戦いで絆を交わした友人達は考えた。 その時、輝が神姫センターで仲良くなったという友人の一人が一つの神姫を持ち込んだ。 それが当時はまだ売られておらず、市販化が決定されたばかりの『火器型神姫 ゼルノグラード』の試作品だった。 その友人がそれを持ち込んだ理由はただ一つ。これを使って石火を直すという提案をするためだった。 しかし、その提案はすぐに通った訳ではなかった。コアを移植して修理をした場合、移植したそれがCSCに適合しなければ拒否反応を起こしてしまうかもしれない危険性をはらんでいたのである。 それを指摘された友人はこのまま何もせずに石火を死なせるよりはずっといい事を家族や友人に説得して回り、ついにその友人はゼルノグラードを使っての石火の大改修に乗り出した。 実はその友人はゼルノグラードを作り出したミリタリー神姫の製造会社 Vulcan.Labの社員の娘で中学時代から自身の手で神姫を修理、改造をこなす天才技師だった。 第一回世界神姫大会の時は石火の掛かり付けの技師として裏から支えていた実績もある。 話からすると、その人はバトルロンドが強い訳ではない。石火を越えようとライバルになった訳でもない。 しかし、石火と輝の卓越した才能に魅了された『ファンの一人』であり、『友人』でもある技師なのだと俺には理解できた。 神姫大会で優勝を挙げた功績による企業からの協力もあったが、最終的に彼女は企業から与えられた機材、材料、ゼルノグラードを使用して、自分自身の手で今の石火として拒否反応を引き起こす事もなく、修理してのけた。 友人の尽力によって石火は復活し、事故から一ヶ月後、輝は意識を取り戻した。 当初は、輝は目が見えなくなった事に絶望したが、友人によって救われた石火は「自分が輝の目の代わりをするから、二人で一緒に歩こう」とコア変更によって変わってしまった声で精一杯励まし、これからを話し合った。 そしてその時に盲導の訓練を始める事を二人で決めたのだという。 この事、それを見越していた友人はコアの目に内蔵されてあるカメラ機能を、企業の支援をいい事に最高級の代物を仕込んでおいてくれた。それによって石火は何の装備も無くとも高い索敵能力を持ち、それが並の神姫以上の盲導を可能としてくれた。 石火はその性能を盲導に活かし、輝と共に辛い訓練を頑張った結果、今を掴んだという事だった。 「かける言葉もないぐらいに頑張ったんだな……」 それを聞いた俺はこの二人の意志と友人の尽力に驚嘆した。その絆と思いは生半可なモノじゃなかった。 彼の言葉一つ一つに石火と自分の友人への感謝の念が込められており、今の生活を自分で誇る事なく、石火と友人がいたからこそという気持ちが痛いぐらい伝わってくる。 「石火と友達のおかげだよ。……いや、もう親友かな。目が見えなくなってから色々な友達が離れていったけど、その人はいつもの様に接してくれて、石火のメンテも欠かさずやってくれているんだ。本当に助かってるよ」 「輝~。『親友』じゃないっしょ? もう『彼女』じゃん。何照れくさそうにそんな事を言ってんの?」 「恥ずかしいことを言わないでよ……」 「だってぇ~『私じゃなきゃ石火は整備できないし、貴方も信頼できないでしょ? これからずっと貴方のパートナーでいてあげる』。な~んてプロポーズをかまされてんじゃあ、もう揺らぎようがないっしょ」 「う~ん……」 「それってどんなシチュエーションだったんですか?」 突然、蒼貴が話に割り込んできた。早速、食いついたか恋愛マニア。この手の話には敏感だ。大胆にも雰囲気を聞こうとしていやがる。正直、空気を読めていない気もするがその辺は自重しない気でいるらしい。というか興奮するな。 「それはね~」 「石火!」 「お嬢ちゃん方よ、人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んじまえって言葉を知ってっか? ……輝が怒り出す前にやめときな」 見かねた俺は話をスッパリ切った。正直言って、俺はそういう類は苦手だし、そういう話を軽々しく話すのは好きじゃない。 「……はい」 「ぶ~ぶ~。いいとこだったのに~」 「お前は口が軽すぎなんだよ。ちっとは自重しろ」 「お堅いおじさんに言われたくないんですけど~」 「軽い口よりはマシだ」 「二人共、喧嘩は止めようよ……」 「そうよ。みっともない。それより何か施設が見えるけど、あれがそう?」 口喧嘩をしている俺と石火を紫貴が呆れ顔でたしなめ、自分が見つけたものを指差した。そこには周りの建物より一際広い真っ白で病院の様な施設があった。 広場があり、複数の建物があるそれは色々な道や状況を再現したものであり、それで神姫達と人々が訓練するだろう事が想像できた。 「ん? ああ~。あれがそう。輝、着いたよ~」 「そう。結構、早く着けた気がするなぁ」 「そうだね。さてと、入る前にちょっとここの説明しておくよ。まぁ、単なる諸注意だから軽~く聞いといてねっ」 「ああ。頼む。こういうとこに入るのは初めてだからな」 施設に近づく中、石火がこの施設についての簡単な説明を始めた。当たり前の様なものになるが、基本的にこの施設内では走ったり、騒いだりしてはならず、出来るだけ施設の人が歩いているのを邪魔してはいけないらしい。 また、どういう障害を負っているかの腕章をそこに限り付けてあるのでそれを留意した配慮も忘れないようにとの事だ。 要するに目の前の輝なら目が見えないのだから迂闊にぶつかったりしてはいけないし、耳が聞こえないのなら、話しかける時は筆談か手話をしろという事なのだろう。 その辺は自分で考えて工夫していくしかなさそうだ。 もっとも、意識をしろというよりも気遣いの気持ちが持てていれば十分だろう。そういう気持ちがあれば、多少判らなくって困ることもあるだろうが、自ずとその人に対してどうすればいいのかを考えられるに違いない。 後、関係者以外で入る場合は自分の個人情報を書いておかないとならないらしい。個人情報といっても名前と来た理由を書く程度なのでこれも大丈夫そうだ 「っとまぁ、こんな具合っ。わかった?」 「ああ。礼儀はわきまえるつもりだ。つか出来てないと入れてもらえないだろ?」 「まぁねっ。じゃあ行こうよ」 石火の説明が終わった頃には入り口近くに辿り着き、俺たちは盲導施設に入る事にした。 施設の名前は下北盲導神姫育成施設。文字通りの建物だが、訓練施設の他に病院施設も併設されているためか、怪我や病で障害を負い、それが治ってその経過を見つつも障害に関しての問題を解決していくという意味合いが強い場所の様だ。 中に入ってみると病院の待合室をイメージできそうな白を基調とした開放的な空間が広がっていた。病院と違うのは待合室にいるのは病に苦しんでいるための苦しみの顔というよりも自分の障害を憂いている先に対する不安が浮かんでいた。 それもそうだろう。人が当たり前の様に持っていたものの何かが失われているのだから、どうやってそれを補っていけばいいのか、不安で仕方ないはずだ。 だが、その傍らに神姫がいる人もいた。その人達は、ある人は輝と石火の様に目が見えなくても神姫と会話する事でそれを補い、またある人は耳が見えないのか、神姫と手話をする事で会話をしていた。 不安な顔をしている人達も神姫と共に生きていけば、輝達の様に笑っていけるのだろうか。どういう物語になるかはその人とであった神姫次第だろうが、希望はありそうだ。 そんな事を考えながら、俺は受付に輝の紹介で見学に来た旨を伝え、来た記録として自分の名前と来た理由などの簡単な情報登録を済ませた。 それが終わると問題も無く、施設に入ることを許可され、輝達について行く事にした。 「まずは盲導の訓練を見に行こう。僕らの事が簡単にわかると思うよ」 「ああ」 許可の下りた俺に輝が訓練の様子を見に行こう誘ってきた。確かに実際の様子が見られるのならば、一番手っ取り早く物事がわかるはずだ。 断る理由も無い俺はそれに応じ、そこへ行くことに決め、輝に付いていった。 彼についていき、辿り着いた場所は外だった。外といっても建物に囲まれた中庭の様なものだが、至る所にあらゆる状況を想定しているらしく、障害物や坂道、階段が歩く上で障害になりえるものが設置してあったり、エレベーター、自動ドア、バス停を再現したものがあったりと歩く事を訓練するのにはいい場所になっていた。 丁度、訓練の時間だったのか、何組かの人と神姫のペアが何とかして歩こうと試行錯誤を繰り返しているのが見えた。 大変ではある様だが、その顔には苦痛は無く、互いを信頼しあうために頑張ろうとしている努力の顔がはっきりと出ている。 「……どうかな?」 「ああ。素直にすげぇな。戦ったり、可愛がられたりするだけが神姫じゃないし、こうして助け合いを見ていると神姫ってのは改めてすごいもんだって思えるよ」 輝が俺の感想を伺おうと話しかけ、それに対して俺は素直に返した。 方向性は違えどバトルロンドで戦っている神姫とオーナーと変わる事は無く、絆を深めようとしている姿勢は感心せざるを得ない。 いや、神姫は戦いと愛玩だけが能ではなく、人もまた神姫とどういう関係を築いていけるかを開拓していこうとしているという事実には本当に頭が下がる思いだ。 こうした可能性があるという事を、神姫を持たない人々は知っているだろうか。こういう形で人を癒し、助ける彼女らはただの愛玩人形の範疇を超えている。 心というものを持っているという時点で自己を認識し、他者を慈しむ事の出来るヒトなのかもしれない。 「でしょ~? 最近の人達はあたし達神姫を意味も無く嫌うけどさ。こういう事が出来るって事を知ってくんないのかな?」 「そりゃ、こんな介護なんて普通の奴なら関わり無いから無関心だし、神姫なんて言えば小さい女の子のフィギュアだぜ? おまけに買うのはいい歳した野郎が大半とくりゃオタクのアイテムというのが表面的なイメージになっちまうのも当たり前だ。嫌なもんだが、そういう事は仕方の無い事さ」 「オーナーも最初はそうでしたよね?」 「……まぁな」 蒼貴が話に割り込んできて、最初の俺の事を聞いてきた。確かにそうだ。俺は蒼貴が来るまでは神姫はただの愛玩物か何かとしか思っていなかった。 実際、蒼貴をどうしようか困っていた所だった。だが、こいつを鍛えている内に気が変わった。そして自分の知らない世界を知った気がしたものだ。 「そうだね。僕らも事故にあう前はこんな事を考えるなんて考えたことが無かったよ。自分に関係ない事って言うのは本当に気づけないものだよ」 「そう……ですね。あ、オーナー。ちょっとこの訓練に参加してみませんか? ちょっと興味が出てきましたので……」 「あ~! 蒼貴! 抜け駆けは許さないわよ! 私も混ぜなさい!」 大事な事を話し合っている中、蒼貴が突然、盲目の時の訓練に誘ってきた。紫貴も何やら押しかけてきて、俺に迫ってくる。 どうもやる事は避けられそうに無いが、いい機会でもありそうだ。まぁ、アリか 「だ~喧嘩するな。ちゃんと二人でやってやるからよ。輝、俺もアレの訓練をやらせてくれないか? 身をもって体験しておきたいからよ」 「構わないよ。僕も一緒にやるよ。……プロもいる事だしね」 「へっへ~。輝もおだて上手だね~。あたし、頑張っちゃうよ」 輝に頼んでみると彼は快く了承してくれて石火も得意気な様子で俺の体験に付き合ってくれる事を言ってくれた。 偉そうな態度をしていて生意気ではあるが、その道のプロだ。当てにしておこう。 「じゃあ、行こう。そう時間のかかる事じゃないと思うしね」 「ああ」 戻る 進む
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光と影のクリスマス 前編 今年も後一ヶ月を切り、町の中はクリスマス一色になった。そんな中、いずるはある場所に足を運んでいた。 「確かここだったはずなんだけど…」 いずるの探している場所とは、新しく開店した神姫専用ショップのことである。ここでいずるはあるものを探していた。 エレベーターに飛び乗り、最上階に向かういずる。ショップはこのショッピングモールの最上階にあるのだ。 「この階にあるみたいだな。 どこにあるのかな…」 周りを見ながらショップを探すいずる。暫く探しているうちに、やっと目当てのショップを発見した。 「けっこう並んでるんだな。無事買えるかどうか…」 なぜ彼がこんなところにいるのかというと、こんな理由があるのだ。 「やった~、これで通算100勝目だ~」 バトルが終了して控え室に戻るいずるとホーリーは、今回の闘いで100勝したことを自慢げに話していた。今回のバトルはハウリンタイプの神姫が相手で、数分でホーリーの勝利で終わったのだった。 「ああ、それはよかったな」 それに対していずるは喜ぶどころか微笑み一つしなかった。 「え~、それだけ?もっと喜んでもいいのに…」 そこへ廊下で待っていた恒一とシュートレイが祝福して迎えてくれた。 「やったなホーリー、これで1ランク上昇したな」 「おめでとうございます」 「えへへへ、このままいけばすぐにランクアップしちゃう勢いだよ」 はしゃぐホーリー。しかしいずるは余計に心配の色を隠せずにいた。 「喜んでいいのかホーリー、油断大敵って言うだろう。今回のバトルだって相手が強くなかったから勝てたんだからな」 「おいおい、お前相当カチカチになってるな。100勝したんだから、もう少し喜んだっていいだろうに」 「とはいっても、まだ100勝目だし、これから順調に勝ち進めるとはいえない。それにまだ強敵が大勢いるんだから、油断なんてできないよ」 カリカリしているいずるは、思わず起こったような口調になってしまった。 「でも、ここまでがんばったんだから、おめでとうの一言くらいかけてもいいはずだぜ。…もしかしてお前、あの神姫のこと、頭で考えてるんだろう?」 恒一の言うとおりだった。あの時のことをいずるは考えていたのだ。いずれはあのブラッククリスマスと対戦することになる。そのとき、ホーリーの身に何かあったら…彼の脳裏には不安ばかり浮かんでは消えて行った。 「…本当いうとあのBクリスマスのことが頭から離れないんだ。あの神姫はほとんど実践経験がないはずなのに、神姫を次々と再起不能寸前にまで追い込んでいる。あの神姫の狙いが分からないと、うかつに闘う事はできない」 「そうか、あの神姫はシュートレイですら再起不能寸前まで追い込んだ相手だからな、不安なのも無理はないな。でも、今日くらいはそのことなんか忘れた方がいいんじゃないか?せっかく相方がランクアップしたんだからな」 恒一はいずるの背中をバンバン叩いて元気付けてあげた。 「そ、そうだな。でも、今回のランクアップでBランクに上がっただろ。それはシュートレイやあのBクリスマスと同じランクになったということになるじゃないか。もしBクリスマスと闘う事になったら…」 「バカなこと言うなよ」 恒一が叱咤した。 「そうなることはお前も知ってるだろう?このままでも自ずとランクは上がるんだ。酷なことかもしれないが、ここまできたならお前達も覚悟決めろよ」 恒一の言葉にいずるは唖然とした。なぜなら、あの恒一がこんなことを言うとはしんじられなかったからだ。 「だが、そのBクリスマス、実は公式の神姫じゃないっていう噂があるんだ。コミッショナーの意見で暫くの間はBクリスマスの出場を停止するらしい」 「出場停止…」 「だからお前は心配しなくていいんだ。せっかくのお祝いだろ?そんなことで水を差すようなことをしない方がいいぜ」 Bクリスマスの出場停止の話を聞いたいずるは、少し安心した。そして改めて恒一に礼を言った。 「ありがとう、おかげで気持ちが楽になったよ」 「いいってことよ。それより、ホーリーに何かプレゼントしたらどうだ?100勝記念として彼女の好きなものでも買ってあげなよ」 「ああ、そうだな。ホーリー、リクエストは?」 しかしホーリーは疲れたのか、スリープモードに入っていた。 「あれだけ動いたんですから、眠くなるのは当たり前ですよ」 バッグのポケットからミルキーが出てきて、ホーリーをバッグ内の簡易ベッドに運んだ。 「ありがとう、ミルキー」 「ところでプレゼントの事ですが、お姉さんには暫くの間黙っておきましょう」 「え?どうしてだよ?」 ミルキーの発言に驚くいずる。それを後ろで聞いていた恒一は、思わず納得していた。 「なるほど、ホーリーを驚かせるためだな」 「どういうことだ?」 「お前、鈍いな。プレゼントは驚かすために贈るものだぜ。それに、なによりそうした方が相手も喜ぶだろうが」 その言葉を聞いて、いずるはこの分野について鈍い事に気付いた。 「…そうか、たしかにその方がホーリーだって喜ぶだろうな。分かったよ、ホーリーには内緒にしておこう」 「物分りがいいな、お前は。実は今度、この近くのショッピングモールに神姫ショップがオープンするそうなんだ。そこでホーリーの喜ぶものを買えばいい」 恒一は新ショップのチラシをいずるに渡した。 「あいにくこんなのしか手元にないが、これに場所が載ってるから分かるだろ。あと、開店日は12月の第1土曜日だ。人気の商品をゲットしたいなら初日を狙うんだな」 「ありがとう、こんなことまでしてくれて…」 「いいってことよ。その代わり、クリスマスには誘ってくれよな」 そういい残して、恒一はこの場を去った。残されたいずるとミルキーは、ホーリーのプレゼントの事について話を続けた。 「それで、何を買うんですか?12月まであと少ししかありませんよ」 「そうだな、どうしようか…」 帰る準備を始めるいずるだったが、プレゼントの事を考えるあまり、手元がおろそかになっていた。 「いずるさん、早くしないと次に使う人が来てしまいます」 「ああ、そうだったね。早く帰ろう」 慌てて準備を終えたいずるたちは、そそくさと控え室を後にした。 「けっこう並んでるな…」 ショップに連なる長い列を見て、いずるは呆然とした。 「とりあえず並びましょう。時間が経てばもっと長くなりますから」 ポケットからミルキーが顔を出してきた。 「そうだな、早くならばないと売り切れるからな」 いずるは最後部に並んで開店を待った。 そして待つこと一時間近く…、開店を告げるアナウンスが鳴った。 『只今より開店いたします』 その瞬間、列がショップになだれ込み、たちまちショップ内は満員になった。 「すごい人だかりだな、この調子で目当てのものなんか買えるんだろうか…」 人だかりを掻い潜り、いずるは武装パーツコーナーへたどりついた。 「ここにもいるのか…。早い所目当てのモノを買わないと」 武器やサブウエポン、それと洋服まであるこのコーナーで、いずるは目当てのモノを探した。 「あ、ありました!こんな所に!!」 ミルキーが棚の上を指さした。その上には目当てのパーツが一つ、奥のほうに置かれていた。 「やっと見つかった。これでホーリーも喜ぶぞ。ところでミルキーも何かほしいものあるだろう?遠慮しないでいいなよ」 功労者のミルキーを見て、いずるはほしいものがあるか質問した。 「い、今の所は特に…」 「遠慮しないでいいんだよ。これは私からのプレゼントだからね」 いずるの言葉に、ミルキーは恐る恐るある方向へ指を差した。 「…あれがほしいのかい?」 それは、鳥形のペットロボットのキットだった。 「…わたし、一度でいいからこれほしかったんです。これならお話もできますし、お友達にもなれるでしょう?」 ミルキーの意外な言葉に、いずるは驚いていた。 「…だめですか?」 「いいや、いいよ。それにミルキーにとって始めてのプレゼントだから、買ってあげるよ」 それを聞いたミルキーは、思わず顔を赤らめながらコクコクと頷いた。 「…あ、ありがとう、ございます…」 そしてバッグの中に逃げ込んでしまった。 (…あれ?どうしたんだろう?ミルキーのも意外なところがあるんだな) 一瞬疑問に思ったいずるだったが、すぐにそれを忘れてレジに向かった。 次の日、いつもと変わらない日常を過ごしていたいずる達に、ある情報が飛び込んだ。 「これは…!」 「ああ、恐れてたことが起きたようだな」 いずると恒一は学校のパソコンを使ってインターネットのニュースを見ていた。その中にBクリスマスのバトル復帰の情報が載っていたのだ。 「一体どうなってるんだ…。Bクリスマスは出場停止になったんじゃないのか」 「おそらく、Bクリスマスの行為がレギュレーションに違反してないと判断したんだろうな。そうじゃなきゃ、こんなニュース入ってくるはずないじゃないか」 強敵の復帰に不安の色を隠せない二人は、どのような対策を練るか考える事にした。 しかしそれから数日後、いずる達をさらに不安に陥れるニュースが飛び込んでくることになる…。 つづく もどる 第十三話へGO
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オーナー 定義 オーナーとは、あるカードについて、そのカードをゲーム開始時にデッキに 入れていたプレイヤーのことを指す。 コメント
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第一話 「塩と米だけで」 夕暮れ時の商店街は、夕食の材料を買いに来る主婦や、仕事帰りに呑みに行くサラリーマンでいつも賑わっている。 あちらこちらで、魚や肉の安売りを知らせる威勢の良い声や、買い物先で知り合いと世間話をするおばちゃんの笑い声がする。 そして店先には、まな板の上に乗せられるのを待っている魚や野菜たち。 なんともいえない、この独特の空気が、俺はたまらなく好きだ。ちょっと息を深く吸い込むと、通りかかった惣菜屋の前から揚げたてのコロッケの香ばしい匂いがする。 「おう、あんちゃんじゃねえか。そんなとこでどうしたよ?」 「ああ、ちょっと買い出しに……」 惣菜屋のおっさんが笑いながら声をかけてくれた時だった。 「キャーッ!」 いきなり、甲高いおばさんの声が響く。 「ひったくりよ-! だれかーっ!」 見れば、犯人であろう高価そうなハンドバッグを握った自転車が通行人を突き飛ばす勢いでこちらに向かってくる。 道行く人々は、自転車のあまりの勢いに、慌てて避けるか呆然としているかだ。 ……やれやれ。 「おい、あんちゃん!?」 後ろでおっさんが驚いたようだったが、この際だ、気にしていられない。 こういう時は……助けるのが男だろ? 自転車は速度を緩めることなく走り続けている。 「待て! このひったくり野郎……!」 ぐしゃ。 あれ? 「本当に、ありがとうございました~」ハンドバッグを手渡すと、おばさんは丁寧に礼を述べてくれた。 「そんな大した事じゃないっスよ」 まだひりひり痛む顔を押さえながら、努めて明るく振る舞う俺。 なんでこんなギャグマンガみたいな事になるんだよ。 「しっかしあんちゃんもやるなあ、まさか体張って止めるなんてよ」 薬を塗ってくれるおっさんは、妙にエキサイトしている。 「ははは……」軽く相づちを打っておく。 ……本当は顔で止めるんじゃなく、もっと格好良く捕まえるつもりだったんだけども、まあ、結果オーライって事で。 「それで、こいつはどうすんだい?」 おっさんがあごで示したのは件のひったくり野郎だ。 ずいぶん小さい奴だと思ったが……こいつは。 「中学生じゃねえか」 ひったくりをしやがったのは、学生服を着た子供だった。最近は物騒なもんだ。 「おいガキ、なんでこんな事しやがった」 俺が尋ねると、 「……クレアが」 「クレア?」 「クレアが死んじゃうんだよ!」いきなり叫びやがった。 「あー、分かるように説明しろ」 「……僕の……神姫が、取られちゃって、それで……」 神姫がらみか。なら……。 「おっさん、あとは俺がやる」 「あんちゃん!?」 「心配いらねーよ。ほら、来いガキ」 少年の袖を掴む。 「どっ、どこ連れてくんだよ!」 「ギャーギャーわめくな。話を聞かせてもらうだけだ」 抵抗する少年を引っ張りながら、俺は商店街を歩いて行った。 「ほら、ここだ」 やっと帰ってこられた。てこずらせやがって。 「……ここは?」 少年は目の前の古びた……もといレトロな店を不安そうに見上げている。 「見ての通り、料理屋だ。ほら、入った入った」 俺にせき立てられている間、少年の目はずっと店の前ののれんに引きつけられていた。 そう、ここが俺の居場所。 「明石食堂」だ。 「おやっさーん、今帰りましたよー」そう言いながら、のれんをくぐる。 少し遅れて、店の奥から柔和そうな笑みを浮かべて現れたのは、この店の主。明石のおやっさんだ。 「おや、お帰り。ずいぶん遅かったけど……その子は?」 「ひったくりですよ。あ、これ頼まれてたやつです」俺の言葉に、少し少年がびくりとした。 「ひったくり……かい?」荷物を受け取ったおやっさんの表情が曇る。 「あ、いや、今は客です」 おやっさんは不思議そうな顔をすると、 「……まあ、事情は分からないが、お客ならもてなさないとね」 そう言って、調理場の方へ下がっていった。 「さて」 手近にあった椅子を引き寄せると、そこへ少年を座らせる。 「話してもらおうか。さっき神姫が取られた……とか言ってたが」 俺が聞いても、まだ少年はうつむいたままだ。 「あー、別にお前を警察に突きだそうってわけじゃねーよ」 そう言っても、まだ口を閉ざしたままだ。 どうしたものかと思っていると、 「アキラさん、お帰りなさい」 唐突に、鈴の鳴るような澄んだ声がした。 振り向けば、そこには。 「メリーか」 身長15センチほどの俺の相棒、メリエンダのメリーがいた。 「はい」いつの間にかテーブルにいたメリーは、さも嬉しそうに駆け寄ってきた。 「丁度お掃除が終わったところで……あら?」メリーは、そこではたと足を止める。 「アキラさん、怪我してるじゃないですか!?」 俺は頬の湿布を触る。腫れは大分引いていた。 「ああ、大したことじゃ……」 しかしメリーは聞いていないようだった。 「大変です!アキラさんが怪我を! ……ハッ! まさかこの子が!? なんて事をするんですかこのク○ガキ……!」 「あー、あながち間違いではないんだがとりあえず落ち着け。あと、女の子がク○とか言っちゃいけません」 そんな俺とメリーのやりとりを見ていた少年は、ゆっくりと顔を上げた。 「おじさん……神姫のオーナー?」 「お兄さんと呼べ。……こいつはメリー。ウチでウェイトレスをしてる」 メリーはスカートの裾をつまむと深々と頭を下げる。 「メリーと申します。先程ははしたない所をお見せしてしまいました」 少年は目を見開いた。 「神姫がウェイトレスをするの?」 「そんなに驚く事か?まあでも、少し珍しいかもな」 その時丁度、おやっさんが茶を持ってきてくれた。 「はい、どうぞ」茶を置くと、おやっさんは奥に引っ込んでしまった。 「どうも……」 まだ湯気の上がるほうじ茶に手を付けた少年に、俺はやんわり話しかける。 「さっき、神姫を取られたって言ったな。どういう訳か話してみてくれないか? 見ての通り、俺も神姫のオーナーだ。何か力になれるかもしれないぜ」 すると少年は、ぽつりぽつりと話し始めた。 聞けば、少年にはクレアという神姫がいたらしい。 この辺りのゲームセンターにも週に何度か足を運び、そこの仲間達と練習したりして、毎日楽しくやっていたそうだ。 だが、ある日隣町の中学の上級生グループがやって来て、バトルのコーナーを占拠してしまうようになった。 店側が注意しても、態度は全く変わらない。話によると、隣町では有名な不良グループらしかった。 困り果てた少年達は、不良達になんとか出て行くように頼んだ。 するとリーダー格の奴は、試合に負けたら出て行ってやる、と言ったそうだ。 そこで少年とクレアが代表として戦ったのだが、相手の神姫は相当にカスタマイズされていたらしく、初期武装しか持っていなかった少年達は返り討ちにされてしまった。 しかも相手のリーダーは「報酬」としてクレアを奪い、「返して欲しければ自分に勝つか、さもなくば明日までに七万持ってこい」「この事を誰かに言ったらこいつは壊す」と言ったのだという。 「……それでひったくりなんかした、ってわけか」 「……誰にも言えなくて……それにどうしても、クレアを取り戻したかった。だから……」 「非道い話ですね……」メリーも沈痛な面持ちだった。 少年はそれきりまたうつむいてしまった。 「事情は分かった」俺はそう言うと、厨房に入る。 何をするのかと少年が見ている中、まずは手を洗う。 「けどよ、いくらなんでも泥棒はいけねえよな」そう言いながら手に塩を付ける。 「それは分かってるよ!」 「まあ待てよ。……未遂とは言えお前のした事は犯罪だ。本当なら警察に突き出されても文句は言えねえんだ。そこは分かるよな?」使い古された白い炊飯器を開け、中身を手に取る。 「うん……」 「ならいい。反省してるならな。それに」手に取ったそれを両手で包むようにして何度かにぎる。 「困ってんなら、誰かに相談したっていいんだぜ」 「でも、そうしたらクレアが……」 「そのリーダーってやつか? 気にすんなよそんなん」 「でも!」 「そんなくだらねー脅しなんか気にしなくていいって。でも、確かに相談しづらくはあるよな」少しいびつな三角形になったそれを小皿に乗せてやる。 「騒ぎになってそいつらの耳に入ったらお前の神姫は無事では済まないかもしれねえし、親に相談したら神姫なんかやめろ、とか言われるだろうしな」 「……」 「だからさ」出来上がったそれを少年の前に置く。 「誰にも相談できねえってんなら、俺がなんとかしてやるよ」 「……え?」 「お前の代わりに、クレアを連れ戻してやる」 「ホント……?」 「ただし。お前にはそれなりの事はしてもらう。それに今日はもう遅い。それ食って帰んな。サービスだ」 少年の前にあったのは、真っ白い握り飯だった。 「これ、おにぎり?」 「ああ。うめえぞ。食ってみ」 少年は恐る恐る手を伸ばすと、米の塊にかぶりつく。 途端、少年の目に驚きが走ったのが分かった。 「おいしい」 「だろ?」 夢中で食べ続ける少年。こうも旨そうに食ってくれると、作る側としてもありがたい。 「塩と米だけでも、これだけのもんが作れるんだ」俺はまた少年の前に座る。 「さっき、相手の神姫はカスタムされてたとか言ってたが、どんなもんだった?」 「うん……僕、すぐ負けちゃったから良く見てなかったけど、すごい火力だった……きっとすごくお金がかかってるよ」 「なるほど……ね」 金をかけてる……か。 「よし、今日はもう暗いから帰んな」 俺が帰るように促すと、 「……お兄さん、名前はなんて言うの?」 真顔で聞いてきた。そういえば、まだ言ってなかったか。 「俺は輝。島津輝だ。お前は?」 「水野、健五」 「健五か。じゃあ健五、明日また来い」 夜も十一時を過ぎた頃、俺はメリーとテーブルを拭いていた。 「アキラさん、あれ、もうそろそろ始めましょう」 「おし、そんじゃ行くか」 「はい」 俺はメリーと共に自室に入ってゆく。 さて、見せてやるとしますか。 塩と米でも、良い物が作れるって事を。 第二話 鰯も七度洗えば鯛の味へ続く 武装食堂へ戻る
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さて、今日も今日とてバトルエリアに詰める私ですが。 今日はなにやら、趣が違います。 セットアップを終了し、VRエリアに入り、いざバトルをと対峙した対戦相手の方なのですが。 「んー、こっちもいいわね」 「あの、主よ……」 「シルフィってやっぱり何を着ても似合うわね」 「お、お褒めの言葉はありがたく」 なにやらファッションショーをなさっておいでなのです。 それを見守ること、かれこれもう30分になるでしょうか。 武装神姫、シルフィと呼ばれたエウクランテの方はそれにやや戸惑い気味ではありますが、オーナーの方が丁寧に丁寧にお褒めするので、気恥ずかしくも(おそらく満更でもないため)断りきれないご様子で。 「どうしたものでしょうかマスターさん」 「どうしましょうねぇ犬子さん。いえまあこちらとしても、いろいろな装備を拝見できて退屈はしていないのですが」 「それは確かに。しかしお相手の方、衣装もちですね」 「衣装もちですねぇ。よくあれだけ持ちこめたものです」 「VRエリア内で換装するために、制限いっぱいに抱えてきたのでしょうねぇ」 「なるほどなるほど。ちょっと羨ましいですねぇ」 「羨ましい限りです」 「衣装ひとつ買ってあげられない甲斐性なしのオーナーで申し訳ありませんねぇ」 「やや、そんな意味で申し上げたのでは。マスターさんの経済事情は重々承知ですし、ご負担をかけるわけには」 「じゃあシルフィ、今度はこっちを試してみましょうか?」 「あ、主よ、相手もお待ちなので、そろそろ……」 む? シルフィさんが、こちらをちらりと見て話題を振ってきました。 ……微妙に助けを求めるお顔なのは、私の気のせいでしょうか? と、相手方のオーナーさんもこちらへ向き直りました。 おっとりとした印象の、温和そうな女性の方です。 「すいません、お待たせしちゃいまして」 「いえいえ、お気になさらず。女性の身支度には時間がかかるものですよ」 別段社交辞令でもなくそう言い切ったマスターさん。さすが紳士的です。 そんなマスターさんのお言葉を聴いて、シルフィさんが望みを断たれたような表情になられたのは私の気のせいでしょうか? 「んー」 一方、オーナーさんの方はその言葉に頬へ人差し指を当てて小首をかしげ。 「もし良かったらお待ちの間、こちらの装備、試してみませんか?」 もちろんご遠慮申し上げるべきという気持ちはあったものの、他の装備を試せる機会と言うのは願ってもなく、実際手持ち無沙汰だったのも確かでありまして、結局相手様――加奈美さんと仰るそうです――のお申し出はありがたく受けさせていただくことと相成りました。 かくしてVRバトルエリアは、エウクランテ&ハウリンの合同ファッションショー会場と化したのであります。 あくまでVRエリアでのやり取りであり、使用に際してのドライバはお互いの武装神姫本体のメモリーおよび対戦端末に依存しているため、可能なのは着替えまでです。 贅沢を申せば実際に使用した感触も試してみたかったものですが、まぁそこまで言ったら高望みと言うものでしょうし、それぞれの装備が自分に似合うかどうかを試せるだけでも十分すぎます。 この運びとなったとき、シルフィさんが「ミイラ取りがミイラに……!」とでも言いたげなご様子だったのは私の気のせいでしょうか? 「やー、ハウリン装備のシルフィさんも、なかなか似合いますねぇ」 「そうですね、ハウリンもエウクランテも凛々しい系の顔立ちですし、相性いいですね」 「あ、いやその、お褒め頂き、恐悦至極」 「こちらのエウクランテ装備の犬子さんも……悪くは無いのですが、なんというかシルフィさんが装備してたときに比べてほほえましいと言うかなんと言うか」 「むむ、どこかおかしいでしょうか?」 「ハウリンは頭が大きめですから、多分そのバランスじゃないですか」 「なるほど、言われてみれば。ああ、分かりました、SDな印象を受けてたのですね」 「でも、これはこれで可愛いじゃないですか」 「ええ、それは疑うことなく」 「照れるじゃありませんかマスターさん」 「こうしてみると、ハウリンも可愛いわね。……ハウリンでも良かったかな?」 「あ、主!」 「ウソウソ。シルフィが一番可愛いわよ」 「あ、主……!」 「良い弄られっぷりですシルフィさん」 「愛されてますねぇ」 「か、からかわないで頂きたい!」 「はーい、スクリーンショット撮るからこっち向いてねー」 「やー、いいですねぇ。僕もメモリーカード用意してくればよかったです」 「あ、でしたらメルアド教えていただけたら、後で送りますよ?」 「やや、それはありがたいですねぇ」 「何から何まですいません」 「お気になさらず。はいじゃあ二人とも、今度はポーズ変えて……」 「んー、それじゃあ今度はシルフィが前に出て……」 「こうか?」 「あ、犬子さんにはこう構えてもらうとどうでしょう?」 「こんな感じでしょうか?」 「あ、いいわね」 と、そんな風に和気藹々と過ごす私たちですが、不意にエリアにアラームが鳴り出します。 どうやら、そろそろ時間制限のようですね。あと一分足らずで、私たちは排出されると思われます。 「どうしましょうか?」 「今から戦う、と言うのも無理な話ですよねぇ」 「そうですねぇ」 「うむ……」 周囲を見渡せば着替えた装備が散乱していて、この中から必要な装備を選び出すだけで制限時間は終了してしまうでしょう。 「仕方ありません。続きはまたの機会に、というところでしょうかねぇ」 「そうですね、またの機会に」 「はい、いろいろお世話になりました」 「うむ。では達者で」 こうして再会を約束しつつ、私たちは最後まで和やかに別れたのでした。 で、ありますが。 『またの機会』に行われるのは、バトルとファッションショーの、一体どちらなのでしょうかね? <目次> メール開通記念小ネタ第三弾、神姫愛好者さま宛。 えー、まぁ、無駄に拙作の伏線張ってあったり、 通信対戦でたまたま出会った、と言うのを想定してたり、 加奈美さんはまたSSが撮りたくてVRエリアに入りたがっていたり、 マスターさんより前の対戦相手は、加奈美さんがいつまでたってもセットアップを終了しないのに痺れを切らしてキャンセルしてたり、 VRエリアでは、あくまで使用に際してのドライバはお互いの武装神姫本体の記憶容量野および対戦端末に依存しているため、あくまでやりとりが可能なのは「ガワ」の部分だけで実際の使用はできない、とか無駄な裏設定考えたり、 とかそんな風ことを色々と考えてはいるわけですが。 「4話でアレだけやってまだ着せ替えたりないのかい」とか 「宗太くん相手の時ならともかく、野良対戦でそんな悠長な」とか 「対戦台が、一時間も占有できるように設定してあるか?」とか わりと致命的な部分にツッコミどころが残っていますwww まぁあくまで小ネタと言うことでひとつ。 <目次>